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最終更新日:2025年10月17日

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言語文化横断論

ゲーテと翻訳
ゲーテの名言訳を巡る冒険譚『ゲーテはすべてを言った』(第172回芥川賞)が話題になったが、日本におけるゲーテ翻訳の歴史は長く、翻訳作品の数も夥しい。なぜゲーテ作品はこれほどまでに繰り返し翻訳されるのか。そもそも原典と翻訳の関係はどうなっているのか。また英語とドイツ語の翻訳では何が違うのか。
悲劇『ファウスト』でも、主人公の老学者が聖書の翻訳で悩む有名な場面がある。本授業では、まず翻訳という行為を考えたうえで、ゲーテ作品の日本語訳およびそこから広がる受容(創作)を実際に使って、参加者と検討・分析する。参考文献の探し方、学術論文の基本的な書き方についても学ぶ。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C1605
FAS-CA4H05L1
言語文化横断論
石原 あえか
A1 A2
月曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
授業の導入、最初の数回は村上春樹・柴田元幸『本当の翻訳の話をしよう』を使い、原作と翻訳の関係について議論する。ゲーテ自身の翻訳論(『西東詩集』付録の論考など)も検討した上で、後半は日本語に訳されたゲーテ作品を実際に扱い、日本語訳の変遷・傾向・翻訳を媒介とした受容・変奏などを一緒に分析・研究したい。具体的な候補としては『若きヴェルターの悩み』、『ファウスト』第一部あたりを考えているが、たとえば前者の場合、森鷗外をはじめとする明治からの翻訳事情はもとより、湊かなえの『告白』や西尾維新の『ウェルテルタウンでやすらかに』などの日本語による受容創作も視野に入れる。また必要に応じて、情報検索に関する講習の機会も設けたい。
授業の方法
演習形式で行う。共通のテクストあるいは文学作品を履修者全員が読解・分析・議論する。 また主として日本語で書かれたドイツ文学作品や関連論文も参考文献として読み、学術論文の書き方や情報検索等のスキル向上を目指す。
成績評価方法
毎回の議論やリアクション・ペーパー、レポートによる評価を予定(受講者の構成により柔軟に対応する予定、検討中・未定)。詳細は授業内で説明する。
教科書
導入として、村上春樹・柴田元幸『本当の翻訳の話をしよう』(新潮文庫)を使う。 またできればゲーテ作品(『若きヴェルターの悩み』ほか)のうち、興味のあるものを幾つか翻訳で読んでみてください。詳しい授業計画やテクストの扱い方については、授業で説明します。
参考書
ゲーテの翻訳作品の探し方については、言語情報科学専攻紀要『言語・情報・テクスト』最新号所収、石原・東﨑:「ゲーテの小説『若きヴェルターの悩み』翻訳史 : 和訳をめぐる情報検索の方法と分析」https://doi.org/***** を参考にしてください。 授業中に文献等、適宜紹介の予定。なお、UTOLを使って適宜授業に関する情報・指示・資料等も出す予定のため、忘れずに登録すること。
履修上の注意
履修にドイツ語の知識は必須ではないが(あれば望ましい)、長めの文学(翻訳)作品でもしっかり事前に読んで準備すること。課題・連絡・お知らせ等は基本的にUTOLを使うので、必ず登録し、授業前に必ず確認すること。
その他
授業に関する注意事項・お知らせ・資料配布等は基本UTOLを通して行うので、受講希望者は(仮・自己)登録をするとともに、毎回、授業前日には必ず一度UTOLを確認して下さい。 また教員への連絡は、(メールではなく)できるだけUTOLのメッセージ機能を使って下さい。