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最終更新日:2024年10月18日
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言語文化横断論
ポスト帝国と国民国家の交点:日本語文学の批評的枠組みを再考する/Crossing point of Post-empire and Nation-State: Rethinking the Critical Frameworks of Japanese Language Literature
本授業では1980年代からおよそ40年の間、日本文学批評を席巻してきた「国民国家論」を再考することを目的とする。ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体』の出版以来、日本においては西川長男や小森陽一などの仕事によって、日本文学研究において分析の手法としての国民国家批判が定着してきた。一方で、その40年の間で「国家」という概念は揺れ動いてきた。特に、現在のウクライナやガザでの侵攻/戦争を考えると、冷戦崩壊以降の国民国家論の射程がどれほど現在においても有効なのかを改めて検討する必要があるように思える。故に、本授業では、「国民国家論」をめぐる理論的な再検討すると同時に、具体的なテクストの読み直しから、別の理論的枠組みを考える可能性を捉えたい。
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