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最終更新日:2025年4月1日
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テクスト文化論基礎
古典主義とロマン主義——近代国民文化の生成と展開
古典主義とロマン主義は、ルネサンス期以降のヨーロッパ文化の展開における、二大対立軸のように捉えられることがある。その理解はある程度までは正しいが、しかし関連するさまざまなテクストを読んでいくと、じつのところこの二つの運動は、区分不可能なほどに深く絡みあい、浸透しあっていたことが分かる。さらにそのときどきの政治、社会、道徳、宗教、経済の状況を反映しながら展開し、近代国民文化の基底を形作ったとさえいうことができる。この授業では、とくにドイツを中心とする古典主義とロマン主義を拡張的に理解して、ナチス・ドイツにおいて一つの句切りを穿たれるまでの展開を追求し、近代ヨーロッパの文化的自己正統化、自己批判、自己革新の営為を明らかにする。
この授業の目標は二つある。一つ目は古典主義やロマン主義のような、多義的な概念の理解方法や扱い方を習得することである。これは人文学研究の基礎として重要である。二つ目は、文学、哲学、芸術理論、文明批評のさまざまなテクストを批判的に読解し、歴史の中に大きな連関を紡ぎ出していく研究スタイルを実践することである。
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