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最終更新日:2025年4月1日

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テクスト文化論基礎

古典主義とロマン主義——近代国民文化の生成と展開
古典主義とロマン主義は、ルネサンス期以降のヨーロッパ文化の展開における、二大対立軸のように捉えられることがある。その理解はある程度までは正しいが、しかし関連するさまざまなテクストを読んでいくと、じつのところこの二つの運動は、区分不可能なほどに深く絡みあい、浸透しあっていたことが分かる。さらにそのときどきの政治、社会、道徳、宗教、経済の状況を反映しながら展開し、近代国民文化の基底を形作ったとさえいうことができる。この授業では、とくにドイツを中心とする古典主義とロマン主義を拡張的に理解して、ナチス・ドイツにおいて一つの句切りを穿たれるまでの展開を追求し、近代ヨーロッパの文化的自己正統化、自己批判、自己革新の営為を明らかにする。
 この授業の目標は二つある。一つ目は古典主義やロマン主義のような、多義的な概念の理解方法や扱い方を習得することである。これは人文学研究の基礎として重要である。二つ目は、文学、哲学、芸術理論、文明批評のさまざまなテクストを批判的に読解し、歴史の中に大きな連関を紡ぎ出していく研究スタイルを実践することである。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C1602
FAS-CA4H02L1
テクスト文化論基礎
益 敏郎
S1 S2
火曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
初回はガイダンスを行い、発表担当者や課題テクストの選定を行う。 最初の数回は教員によるレクチャーを行い、第3、4回目あたりから担当者による発表を行っていく。 課題テクストの一例は以下の通り(詳しくはイントロダクションで提示する)。 ヴィンケルマン「ギリシア芸術模倣論」、シラー「素朴文学と情感文学について」、クライスト「マリオネット劇場」 ニーチェ『悲劇の誕生』、アドルノ/ホルクハイマー『啓蒙の弁証法』、ラクー=ラバルト/ナンシー『ナチ神話』 ローティ「プラグマティズムとロマン主義」など
授業の方法
演習形式を基本としつつ、適宜教員による講義を組み合わせた形で行う。 担当者は指定されたテクストに関して資料を作成し、20分ほどの発表を行う。担当者とテクストは初回のイントロダクションのときに決める。 なおテクストは翻訳されたものを用いるので、ドイツ語の知識は必要としない。
成績評価方法
毎回の議論・発表やリアクション・ペーパー、レポートによる評価を予定(受講者の構成により柔軟に対応する予定、検討中・未定)。詳細は授業内で説明する。
教科書
オンラインで共有する。
参考書
授業中に指示する。
履修上の注意
必ず予習して授業に臨むこと。