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最終更新日:2024年10月18日

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言語態研究基礎

テクスト文化論入門
この授業では、フランスを中心とするヨーロッパ文学の世界に足を踏み入れることを通じて、テクスト文化論への入門を行っていきたいと思います。文学研究やテクスト文化論の領域であたり前のように用いられている「テクスト」「作者」「読者」とはいったいなんなのだろうか? といった基礎的な問い、キーワード・用語の理解をおろそかにすることなく、「小説の森」の住民であり案内人であるウンベルト・エーコの著作を導きの糸にして、テクスト、文学作品を読むという行為を実践的に学んでいくことを目指します。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C1601
FAS-CA4H01L1
言語態研究基礎
谷本 道昭
A1 A2
水曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
まずは、ウンベルト・エーコ『小説の森散策』の各章を読み進めていくことで、分析的・批判的な読解に必要とされる基礎的な知識や姿勢を身につけていきたいと思います。その上で、『小説の森散策』で最重要視されているネルヴァル「シルヴィー」を実際にひもとき、エーコの読解を参考にしつつ、作品を味読しましょう。さらに、ネルヴァルを論じたプルーストによる批評を読むことで作品への理解を深めていきます。エーコの著作を読み終えることができたらら、そのほかの優れた「入門書」をひもといていく予定です。
授業の方法
担当者には各章のレジュメと内容についての考察を発表形式で行なってもらいます。 授業の時間を有意義なものとするために、自分の担当ではない場合でもテクストを十分に読み込んでくるようにしてきてください。
成績評価方法
授業での発表や発言を中心に評価する平常点と、レポートなどの課題の評価をあわせて成績をつける予定です。 詳細については、授業の中で説明していきます。
教科書
ウンベルト・エーコ『小説の森散策』和田忠彦訳、岩波文庫、2013年。
参考書
ネルヴァル『火の娘たち』野崎歓訳、岩波文庫、2022年。
履修上の注意
毎回の授業である程度の量の文章を読んでいくので、準備をしっかりしてくるようにしてください。 初回のみオンラインで授業を行う可能性があります。事前にUTOLで確認してください。