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最終更新日:2025年10月17日

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言語構造論特殊演習(1)

生成言語類型論入門/Introduction to Generative Typology
Chomskyが提唱した生成文法理論とGreenberg以来の(”伝統的な”)言語類型論は、生得的な言語機能、すなわちUGが存在するかという点や、取り扱う言語データなどに関して対立しており、両者は全く異なる言語理論である、と思われがちである。
この授業では、これが全くの「誤解」であることを示し、生成文法理論と言語類型論の融合、すなわち生成言語類型論研究の可能性を探っていく。ポイントとなるのは、生成文法理論における類型論的データの取り扱い方と極小主義的パラメータ理論である。
授業の流れとしては、まず生成文法理論の進展を言語獲得とパラメータ理論の観点から概観し、生成文法、特に極小主義において用いられる用語や概念を整理する。その後、両分野の”対立”に関する文献を読み、その対立が誤解であることを見ていく。そして、実際に生成文法の枠組みで行われている類型論的研究に触れ、今後の生成言語類型論研究の可能性を検討する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C155601
FAS-CA4G14S1
言語構造論特殊演習(1)
小田 博宗
A1 A2
水曜2限
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講義使用言語
日本語、英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
前半では以下の7つのトピックを扱う。 1. 生成文法理論の進展についての概観 2. 構造構築理論 3. 語彙と素性 4. 一致 5. ラベル付け理論 6. パラメータ理論 7. 類型論と生成文法の融合可能性 後半では以下のトピックを扱うことを予定しているが、受講者の関心に合わせて変更することが可能である。 8. NP/DPパラメータ① 9. NP/DPパラメータ② 10. NP/DPパラメータ③ 11. ラベル付けと類型論① 12. ラベル付けと類型論② 13. まとめ
授業の方法
基本的には講義形式で進めるが、参加者からの発言を何よりも歓迎する。
成績評価方法
レポートによる。授業の進捗によっては、履修者によるプレゼンを課す場合がある。
教科書
教科書は指定しない。適宜文献を紹介する。
参考書
Roberts, Ian (ed.) (2017) The Oxford Handbook of Universal Grammar. Oxford: Oxford University Press.
履修上の注意
言語理論I (統語論入門)、もしくはそれに類する授業を履修していること、あるいはそれに相当する統語論の基礎知識を持っていることが望ましい(が、必須ではない)。生成言語学を専門としない学生を含め、様々な専門の学生を歓迎する。 この授業は大学院との合併科目であるため、105分授業(10:25開始12:10終了)となることに留意すること。