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最終更新日:2026年10月16日

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基礎言語理論III: 音の体系

音韻論入門
 人間言語で用いられる音の分布や配列は,一見複雑には見えるがランダムになされているわけではなく,ある種の法則に従っている.それは誰しも当然のように受け入れ,それに従って言語を用いているにもかかわらず,自然法則の場合と同様に普段意識されることは全くない.しかし,共有された法則があるからこそ,母語話者は当該言語の音列を難無く生成・理解し,言語を問わずその獲得に大差は見られないのである.
 この授業では,そうした言語音の背後にある法則を探求することを通して,それを成り立たせる知識の構造(文法)を解明する分野 --- 音韻論(=音の文法)の世界へと誘い,日本語を中心とした身近な言語現象を観察しながらその初歩を導入する.要は,音韻論の基本的な方法論や思考法を学びつつ,身近な言語現象を観察してみること,そこで起きている現象の「なぜ」を探ることを目標とする.
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C1554
FAS-CA4G04S1
基礎言語理論III: 音の体系
田中 伸一
S1
月曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
教養学部
授業計画
 以下の計画で講義を進める.第7回(最終回)はそれまでの内容を総括する意味で期末試験(基礎知識の確認テスト)を実施する予定だが,スケジュールが押した場合は予備授業日ととして用い,レポート課題に切り替える. 第1回:連濁の文法 (1) 第2回:連濁の文法 (2) 第3回:は行音子音の文法 第4回:母音融合の文法 第5回:モーラと音節から見る語形成の文法 第6回:アクセントの文法 第7回:期末試験、または予備授業日+レポート課題
授業の方法
 毎回の授業の進め方としては,「プリントを用いた講義形式+質疑を通したディスカッション」のセットで話を進める.話の流れにおいて質問も大歓迎だが,指名も頻繁に行なうので,積極的な参加を期待したい.双方向的な議論を通じて,個々のテーマを拡大・深化させてゆきたい.  また、この授業のさらなるステップの中級編として、秋学期開講の言語理論IIまたは言語科学基礎論II(学部後期と大学院の共通科目でセメスター授業)の受講も推奨したい.
成績評価方法
 評価は日頃の質疑や問題提起を通した積極的発言,期末試験またはレポート課題により総合的に行う.
履修上の注意
 この授業は言語情報科学専攻「言語科学基礎概論III」との共通科目である.学際言語科学コース、および言語情報科学専攻必修指定の学生の必修科目であるので,コース所属(予定)者および指定者は必ず受講すること.なお、この授業は原則として対面授業である.