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最終更新日:2025年4月21日
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基礎言語理論III: 音の体系
音韻論入門
人間言語で用いられる音の分布や配列は,一見複雑には見えるがランダムになされているわけではなく,ある種の法則に従っている.それは誰しも当然のように受け入れ,それに従って言語を用いているにもかかわらず,自然法則の場合と同様に普段意識されることは全くない.しかし,共有された法則があるからこそ,母語話者は当該言語の音列を難無く生成・理解し,言語を問わずその獲得に大差は見られないのである.
この授業では,そうした言語音の背後にある法則を探求することを通して,それを成り立たせる知識の構造(文法)を解明する分野 --- 音韻論(=音の文法)の世界へと誘い,英語や日本語などの身近な言語現象を観察しながらその初歩を導入する.要は,音韻論の基本的な方法論や思考法を学びつつ,身近な言語現象を観察してみること,そこで起きている現象の「なぜ」を探ることを目標とする.
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