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最終更新日:2024年10月18日
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日本語学I
近世・近代の方言文章資料の研究
日本語史資料(文章資料)の殆どのものは、各時代の政治的・文化的中心地における言語か、あるいは口頭言語からは距離のある文章語かのいずれかであるが、僅かながら、中央以外の諸方言によって記載された文章資料が存在する。
その最も早い物は『万葉集』の東歌・防人歌であるが、それ以降しばらくはそうした資料は現れず、中世後期の洞門抄物に至って漸く再び現れ、近世・近代にも(江戸方言・畿内方言・尾張方言を別として)非常に稀にのみ現れる。
そうした資料を講読することを通じて、前近代・近代における日本語の多様性および日本語の文字化の問題について考える。
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