言語の対照と類型II

以下の論文を読み、日本語のデータ分析を行う予定。 Sidnell, J, N.J. Enfield. (2012) Language diversity and social action: A third locus of linguistic relativity. Current Anthropology 53(3): 302-333. Stivers, Tanya, N. J. Enfield, Penelope Brown, Christina Englert, Makoto Hayashi, Trine Heinemann, Gertie Hoymann, et al. (2009). Universals and cultural variation in turn-taking in conversation. Proceedings of the National Academy of Sciences of the USA 106(26):10587–10592. Stivers, T. (2015) Coding Social Interaction: A Heretical Approach in Conversation Analysis?, Research on Language and Social Interaction, 48:1, 1-19, DOI: 10.1080/08351813.2015.993837 Dingemanse M, Roberts SG, Baranova J, Blythe J, Drew P, Floyd S, et al. (2015) Universal Principles in the Repair of Communication Problems. PLoS ONE 10(9): e0136100. doi:10.1371/journal. pone.0136100

英語論文講読とデータ分析を行う。 一つの論文に2回か3回かける。 論文の担当は論文全体を一人で行うのではなく、論文を分割して全員で担当し、どの論文に関してもどこかの箇所を担当するという形式を予定している。 Google Classroomを使用し、事前に疑問点やコメントを共有する。

論文読解の担当、議論への参加、期末レポート（予定）

指定なし

高木智世・細田由利・森田笑. 2016.『会話分析の基礎』ひつじ書房. H.サックス・E.A.シェグロフ・G.ジェファーソン（西阪仰訳）. 2010. 『会話分析基本論集：順番交替と修復の組織』世界思想社. エマニュエル.A.シェグロフ（西阪仰訳）. 2018. 『会話分析の方法：行為と連鎖の組織』世界思想社. 平本毅・横森大輔・増田将伸・戸江哲理・城綾実（編）. 2018. 『会話分析の広がり』ひつじ書房. 串田秀也・平本毅・林誠. 2017. 『会話分析入門』勁草書房.

会話分析の枠組みに基づいた論文を読むため、会話分析の基礎知識があることが望ましいが、前提とはしない。論文講読と平行して適宜解説を加え、補助資料を提示する予定である。 参加者には積極的な参加を期待する。具体的には、授業前の質問・コメントの提出、論文の正確な理解と批判的検討、実際のデータの分析等が含まれる。分析するデータは参加者が自分で用意してもよいが、手持ちのデータがなければ利用可能なコーパスから一部提供する。