学部後期課程
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最終更新日:2024年3月15日

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言語の変異・変化I

英語の多義性と意味変化
英単語には複数の意味を持つ多義語が多く見られる。本授業では、多義語の異なる意味のつながりを語の意味を歴史的に辿ることで紐解いていく。多義語のさまざまな意味の関連を見出すことで、多義語の意味を憶えやすくなるという学習効果も期待できる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C1509
FAS-CA4G08L1
言語の変異・変化I
寺澤 盾
A1 A2
火曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
英語の単語には複数の意味を持ついわゆる多義語が多く見られる。たとえば、trunkという語を一般の学習辞典で引いてみると、多岐にわたる語義が1(木の)幹、2(人の)胴体、3(旅行用の)トランク、4象の鼻、5(男子の競技用)トランクス、6(乗用車の)トランクなどといったように並んでいる。異なる語義はどのように意味的に繋がっているのだろうか。また、trunkの語源を調べてみると、この語はフランス語からの借用語で、元来は「木の幹」を意味し、「トランク」、「象の鼻」などの意味は後に発達してきたことがわかる。このように、語の多義性は、通時的な意味変化の結果、もとの意味とそこから派生した新たな意味が共存していることによって生じる。本講義では、語の多義性といった共時的問題と意味の変化という通時的問題を考えていきたい。  <授業で扱う予定の主なトピック> ・語の多義性 ・意味変化の方向性 ・意味変化のタイプ ・意味変化の原因  ・機能語の意味変化
授業の方法
授業はオンラインで行う予定。授業で用いる資料などは、遅くとも授業前日までにはITC-LMSにアップしておくので、各自プリントアウトして授業に臨むこと。
成績評価方法
授業への参加度、課題、学期末試験による。具体的なことは、授業開始時に知らせる。
教科書
教科書は用いず、ハンドアウト(ITC-LMSなどで配布予定)を用いる。
参考書
寺澤盾『英単語の世界』中央公論新社、2016年
履修上の注意
オンラインで行う予定。URLなどは学期が始まる1週前くらいにシラバス上で知らせる。