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最終更新日:2025年4月1日
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学際日本文化論演習III
荻生徂徠『風流使者記』会読
荻生徂徠の紀行文である『風流使者記』を会読します。宝永三年(1706)に、徂徠は田中桐江戸(省吾)とともに主君である柳沢吉保の命を受け、柳沢家の所領である甲斐を視察しました。『風流使者記』は漢文で書かれた紀行文ですが、旅路での徂徠と桐江の大言壮語や冗談が生き生きと描かれており、読み物として興味が尽きないものです。きっと江戸期の儒者が身近に感じられるに違いない。返り点の付された本を用いるので、初歩的な漢文の知識があれば、詩はともかく文に関しては、理解はそう難しくないように思われます(『風流使者記』は詩が挿入されていることに特色があります)。『風流使者記』を通じて、江戸期の文学・思想について理解を深めることが本授業の目標となっています。
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