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最終更新日:2025年4月21日

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日本文学

日本近代小説の読み方を学ぶ
日本の近代小説(ここではおおむね明治中期~高度経済成長期)に書かれた短篇小説を取上げ、小説を正確に読解し、読み拓く方法を学ぶ。同時に、日本近代文学研究を行ううえでの基礎的な手法を身につける。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C1413
FAS-CA4F13L1
日本文学
出口 智之
S1 S2
月曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
第1回:イントロダクション・発表担当決定 第2回:研究ガイダンス・フリーディスカッション・発表担当決定の修正 第3~14回:受講生による発表。 扱う作品は、泉鏡花「水鶏の里」・高浜虚子「彦太」・森鴎外「鶏」・小栗風葉「世間師」・島崎藤村「老嬢」・田山花袋「一兵卒」・志賀直哉「母の死と新しい母」・芥川龍之介「疑惑」・永井荷風「あじさゐ」・久生十蘭「生霊」、ほかに菊池寛・中島敦・太宰治・田宮虎彦・大岡昇平・白石一郎などによる作品を一応の候補としつつ、受講生の希望を広く取入れて決定する。特に、自分が卒業論文・修士論文等で専門的に取扱うわけではないながら、在学中に教員・受講生と一緒に読み、話してみたい小説を積極的に提起してほしい。時代は上記のとおり、明治中期~高度経済成長期を目安としつつ、上記にない作家・作品でもかまわない。
授業の方法
受講人数にもよるが、基本的には学生による発表を中心とした演習形式もしくはフリーディスカッション形式で行い、講義とする予定はない。 演習形式を取った場合は、第1回の授業時に担当作品・日程についておおまかな割当てを行い、第2回の授業時にさらに追加された意見を集約して最終決定する。第3回以降は、この日程に従って受講生が作品の読解を柱とする発表を行い、続いてその発表をふまえて全員で作品について議論する形で進行する。この場合、すべての受講生が少なくとも1回は発表することが求められる。 また、人数が多くてフリーディスカッション形式を取った場合は、各回の授業中にコメントシートやミニッツペーパーなど記入し、授業終了時に提出することとする(ただし、後期教養学部で出講した授業で、この形式になった例はかつてない)。なお、どちらの場合でもすべての学生にも積極的な発言を求めるので、事前に作品を読んで準備してくることが必須である。
成績評価方法
原則として発表の内容、もしくは授業内での提出物を評価の対象とし、これに発言等の状況を加味して平常点として採点する。
教科書
なし
参考書
授業内で示す。
履修上の注意
最も重要な注意としては、発表担当となった回の授業は絶対に欠席せず、必ず発表を行うこと。全授業が原則として受講生による発表で構成されるので、発表者が欠席すると、授業の運営に多大な支障が出る。また、発表の準備には数週間程度の時間が必要となるので、十分な余裕を取って発表に備えてほしい。 加えて、授業で扱う作品については、発表者のみならず全受講生が、各授業日までに必ず読了してくることが必要である。
その他
後期課程の授業ではあるが、特に初回の担当作品決定においてはウェブ上の画面共有の利点が大きいこと、また例年、前期課程生の聴講希望が出されやすく、その場合前期課程生の出校の負担が大きいこと(前後の授業がオンラインで行われている可能性が高いため)から、初回授業のみオンラインで行う。第2回以降はすべて対面で授業する。 初回に使用するURLは以下のとおり。 https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/*****