学部後期課程
HOME 学部後期課程 メディア文化論[学際日本文化論コース]
過去(2023年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年8月27日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

メディア文化論[学際日本文化論コース]

明治時代におけるマスメディアの誕生と落語との関係 The Birth of Mass Media in the Meiji Era and Its Relationship with Rakugo
この講義では、明治時代における活字メディア成立について学ぶ。その中で、特に、速記によって書き取られた落語や講談が読み物として読者に広がっていった点に注目する。これらがどのように発信され、受容され、あるいは小説とどう関わったのかについて考えることで、物語がメディアを通じて流通する際のさまざまな問題点について考えることができるようになる。
In this lecture, we will learn about the establishment of print media in the Meiji era. In particular, we will focus on how rakugo and kôdan, which were transcribed in shorthand, spread to readers as reading material. By considering how these stories were transmitted, received, and related to novels, we will be able to think about various issues that arise when stories are distributed through the media.
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C1411
FAS-CA4F11L1
メディア文化論[学際日本文化論コース]
大橋 崇行
A1 A2
金曜2限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
1 ガイダンス、メディアとは何か 2 活字メディアの成立と新聞の登場、大新聞について 3 小新聞の種類と記事の特徴 4 速記の登場、読み物としての落語・講談 5 メディアとしての落語 6 「宮戸川」を読む 7 「宮戸川」と夏目漱石「三四郎」 8 三遊亭円朝について 9 「怪談牡丹灯籠」を読む① 10 「怪談牡丹灯籠」を読む② 11 「やまと新聞」における「小説」 12 西洋人情噺について 13 「錦の舞衣」を読む① 14 「錦の舞衣」を読む② 15 まとめ
授業の方法
全回、対面授業による講義形式で実施するが、授業内で課題を配布して演習問題に取り組んだり、授業内で討議をしたりしながら進行する。
成績評価方法
授業内での課題20%、中間レポート30%、授業内で実施する記述試験30%、授業への参加状況20%で総合的に評価する。
教科書
プリント等を配布する。
参考書
大橋崇行『落語と小説の近代 文学で「人情」を描く』、青弓社、2023年、2800円+税、ISBN 978-4-7872-9272-8
履修上の注意
授業の出席、授業内での課題、レポートの提出、授業内で実施する試験の受験が、単位認定の前提となる。