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最終更新日:2026年10月16日

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現代哲学特殊研究II(2)

メルロ=ポンティ『知覚の現象学』講読演習2
本演習は、フランス現象学のパイオニアとなったモーリス・メルロ=ポンティ(1908–1961)の代表作『知覚の現象学』(Phénoménologie de la perception)をフランス語で講読する演習です。Sセメスターで読んだ第一部の後半部「自己の身体の綜合」から続けて読んでいきます。
西洋哲学史においては副次的なものとして扱われることが圧倒的であった<身体>からこそ、認識の基盤とも言える感性・感覚の不可思議を紐解こうと力を尽くしたメルロ=ポンティの奮闘を丁寧に追っていきます。また、メルロ=ポンティが開拓したとも言える、哲学という分野の枠を超え、当時の最新の生物学、生理学の見識にも(時には無批判ながらも)示唆を得ながら知覚とは何かを理解しようと努めたその方法そのものの足跡を辿っていくことが目標です。Aセメスターの間に『知覚の現象学』第二部全てを読み切ることはできないと思いますが、後半で扱われる自由論との繋がりを念頭に置きながら、なぜメルロ=ポンティはこのような知覚論を展開したのかについて考えながら読んでいきます。各回にてレジュメ担当者による発表、質疑応答と小グループごとでの議論・全体議論の時間を設ける予定です。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C131202
FAS-CA4E12L1
現代哲学特殊研究II(2)
桑山 裕喜子
A1 A2
火曜4限
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講義使用言語
日本語、フランス語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
教養学部
授業計画
授業計画は下記のとおりです。 10/6   授業概要・著者紹介・導入 10/13  担当教員の公務のため休講 10/20  Première partie : Le Corps IV. « La synthèse du corps propre » p. 173–179 (247〜255頁)(第一部「身体」より「自己の身体の綜合」) 10/27   V. « Le corps comme être sexué » (「性化されたものとしての身体」)p. 180–187 (256〜265頁) 11/3   V. « Le corps comme être sexué » (「性化されたものとしての身体」)p. 187–202 (265〜285頁) 11/10   VI. « Le corps comme expression et la parole » (「表現としての身体と言葉」) p. 202–217(285〜305頁) 11/17   VI. « Le corps comme expression et la parole » (「表現としての身体と言葉)」」 p. 217–232(305〜326頁) 11/24 補講 Deuxième partie : Le monde perçu « La théorie du corps est déjà une théorie de la perception » 第二部「知覚・感覚された世界」より「身体論はすでに知覚・感覚論である」)1. Le sentir (「感覚するということ」) p. 239–256 (9〜30頁) 12/8   I. Le sentir (「感覚するということ」) p. 256–280(30〜59頁) 12/15  II. L’espace (「空間」) p. 281–303(60〜86頁) 12/22  II. L’espace (「空間」) p. 303–324(87〜114頁) 1/5    II. L’espace (「空間」) p. 325–344(115〜140頁) 1/12    III. La chose et le monde naturel(「物と自然的世界」)p. 345–372(141〜174頁) 1/19   III. La chose et le monde naturel(「物と自然的世界」)p. 372–397(174〜206頁)総合ディスカッション 注 : 議論や発表の進み具合によって、テンポを適宜変える予定です。 また、発表する箇所は最初の週に決めてもらいます。はじめの方がページ数が短く、後ろの方が長いことがあるので、ページ数が長い回では、積極的に二人以上の発表者にお願いしたいと思います。 読むテクストは下記の通りです。(UTOL上にアップロードします。) Merleau-Ponty : Phénoménologie de la perception. Gallimard, Paris, 1945. 英語版を使用する人は申し出るようにしてください。 授業中に和訳を参照する場合は、下記のものを念頭においています。 M. メルロー=ポンティ『知覚の現象学』(竹内芳郎・小木貞孝訳) みすず書房1967/1974年。
授業の方法
ゼミ形式です。レジュメ担当者による発表後、小さなグループに分かれてと大きなグループでの質疑応答やディスカッションの時間があります。
成績評価方法
発表、積極的な授業参加(やむをえない場合を除き欠席が4回を超えないこと)。リアクションペーパー(数回のみ)と小レポート(学期末提出)。
履修上の注意
自分のレジュメ担当でないところも必ず読んできてください。原典で読んでみて出てきた疑問点や批判的見解を、その時にメモをして授業に<持ってくる>ようにしてください。フランス語が読めない人もできるだけ原書に目を通してくるようにしてください。日本語版に関しては、上記のもの以外を使用することも可能です。発表の際にはどの訳を参考にしたかを教えてください。