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最終更新日:2025年4月21日
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現代思想(1)
戦後の日本の批評
英語圏のliterary criticismと違って、「批評」または「文芸批評」は日本の特有なジャンルといってもよい。近代文学に関していえば、小林秀雄の実践に遡れる「日本の批評」は長い歴史を有しており、いまでも引き継がれている。そのなかで、1945年の敗戦とそれから長引いてきた「戦後」は、事件として日本の批評にも影を落としている。50年代や60年代において「戦後」をターニングポイントとして再出発し、日本の近代を反省している文学者(竹内好、武田泰淳)から、70年代以降独自な仕方で現代ヨーロッパの思想や哲学を日本の批評につないでいった批評家(柄谷行人、浅田彰)まで、この授業は「戦後の批評」の軌跡をたどりながら、一連の思想的トピックを突き詰めて探究する。
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