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最終更新日:2026年10月16日
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比較文学比較文化論演習III(3)
多声的批評空間を拓く:18世紀の対談型美術批評を読む(Robert-Martin Lesuireを手掛かりに)
現在多くの美術館で、対話型の美術鑑賞が行われていますが、対話形式による美術批評は、実のところ18世紀に美術批評が誕生すると同時に存在していました。18世紀に公平で民主主義的な意見表明の場として美術批評が誕生すると、それまで公の場で声を持たなかった人々の声をより多くの人に届けるために、架空の登場人物による対談によって批評を行うテキストが認められるようになるのです。それは一方では、17世紀に活躍したシャルル・ペローやフランソワ・フェヌロンによる対話型の新旧論争の形式を直接受け継ぐものでありながら、他方では啓蒙主義の萌芽をも宿していました。とりわけここでは、1777年にRobert-Martin Lesuireが出版した『1777年のサロンについての、14歳のとある少女の判断』、また時間があれば、1775年に同じ著者が出版した『とある盲人によるサロン概観』を、読みたいと思います。
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