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最終更新日:2026年10月16日

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比較文学比較文化論演習III(3)

多声的批評空間を拓く:18世紀の対談型美術批評を読む(Robert-Martin Lesuireを手掛かりに)
現在多くの美術館で、対話型の美術鑑賞が行われていますが、対話形式による美術批評は、実のところ18世紀に美術批評が誕生すると同時に存在していました。18世紀に公平で民主主義的な意見表明の場として美術批評が誕生すると、それまで公の場で声を持たなかった人々の声をより多くの人に届けるために、架空の登場人物による対談によって批評を行うテキストが認められるようになるのです。それは一方では、17世紀に活躍したシャルル・ペローやフランソワ・フェヌロンによる対話型の新旧論争の形式を直接受け継ぐものでありながら、他方では啓蒙主義の萌芽をも宿していました。とりわけここでは、1777年にRobert-Martin Lesuireが出版した『1777年のサロンについての、14歳のとある少女の判断』、また時間があれば、1775年に同じ著者が出版した『とある盲人によるサロン概観』を、読みたいと思います。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C123303
FAS-CA4D29S1
比較文学比較文化論演習III(3)
松井 裕美
A1 A2
火曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
可
開講所属
教養学部
授業計画
第1回:イントロダクション(多声的批評空間への誘い) 第2回〜第6回:『1777年のサロンについての、14歳のとある少女の判断』 第7回〜第12回:『とある盲人によるサロン概観』 第13回:美術館見学(座談会の実践)
授業の方法
毎回、指定した箇所を受講者で輪読します。発表担当者は、テキストで論じられている絵画について簡単に紹介します。
成績評価方法
期末レポート
履修上の注意
初級レベルのフランス語文法の知識が必要となります。美術史の専門知識は必須ではありませんが、フランス美術の基礎的な知識があると理解が深まるので、参考書に指定したフランス美術史入門書を適宜参照してください。
実務経験と授業科目の関連性
美術展企画の経験がある教員による授業です。