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最終更新日:2025年4月21日
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芸術作品分析法III
比較芸術入門ーー展覧会カタログをめぐる実践的演習
【比較芸術入門ーー展覧会カタログをめぐる実践的演習】
展覧会カタログは、美術および文化研究の最先端の動向や研究成果を知る、絶好の資料である。それに加え、価格や装釘、デザインなどの面においても、展覧会鑑賞者に様々な楽しみをもたらしてくれる絶好の「商品」でもある。
駒場キャンパスの美術博物館には、専ら展覧会カタログ(文学、美術、歴史等)を数千冊以上収集し続けている専門資料室があり、近年ではその質と量から専門家からも高く評価されている。この資料室を(コロナ禍の経過を見つつ)縦横無尽に使って実践的な演習を行う。
本授業では、以下の教科書(PDFで配布)を導入として、展覧会カタログとは一体何なのかを、多角的に検討する。
展覧会カタログは通常、博物館や美術館がおこなう「企画展」で制作されることが多いが、そのテーマや内容は、「比較芸術」的な観点で分析すると、実に豊かな世界を形づくっていることが分かってくる。授業参加者は、展覧会カタログの探索方法、読解法、分析及び批評方法を順次会得していくことになろう。
参加者に特に予備知識は必要とされないが、普段、美術(文学、歴史等)展に関心と熱意を深く持っていることが肝要となる。また、オンライン授業が主体のため、展覧会について色々とウェブ上で調べる作業を厭わない参加者が求められる。
そして資料室に直接立ち入る授業のため、関係する職員の方々ときちんと接することのできる参加者が期待されている。
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