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最終更新日:2024年4月22日

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芸術作品分析法III

比較芸術入門ーー展覧会カタログをめぐる実践的演習
【比較芸術入門ーー展覧会カタログをめぐる実践的演習】

 展覧会カタログは、美術および文化研究の最先端の動向や研究成果を知る、絶好の資料である。それに加え、価格や装釘、デザインなどの面においても、展覧会鑑賞者に様々な楽しみをもたらしてくれる絶好の「商品」でもある。

 駒場キャンパスの美術博物館には、専ら展覧会カタログ(文学、美術、歴史等)を数千冊以上収集し続けている専門資料室があり、近年ではその質と量から専門家からも高く評価されている。この資料室を(コロナ禍の経過を見つつ)縦横無尽に使って実践的な演習を行う。

 本授業では、以下の教科書(PDFで配布)を導入として、展覧会カタログとは一体何なのかを、多角的に検討する。
展覧会カタログは通常、博物館や美術館がおこなう「企画展」で制作されることが多いが、そのテーマや内容は、「比較芸術」的な観点で分析すると、実に豊かな世界を形づくっていることが分かってくる。授業参加者は、展覧会カタログの探索方法、読解法、分析及び批評方法を順次会得していくことになろう。

参加者に特に予備知識は必要とされないが、普段、美術(文学、歴史等)展に関心と熱意を深く持っていることが肝要となる。また、オンライン授業が主体のため、展覧会について色々とウェブ上で調べる作業を厭わない参加者が求められる。
そして資料室に直接立ち入る授業のため、関係する職員の方々ときちんと接することのできる参加者が期待されている。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C1211
FAS-CA4D15S1
芸術作品分析法III
今橋 映子
A1 A2
月曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
授業目標で記した通り。
授業の方法
□適切な形でオンライン授業も取り入れる。 □教員による講義(前半)、参加者の小発表、参加者同士の討論などを組み合わせる。 □駒場博物館資料室での調査、演習等を複数回取り入れる。 ▢各自は、この授業期間中、資料室で自由に探索、研究できる予定である。
成績評価方法
出席、毎回のリアクションペーパー(オンライン)、小発表の成果、小レポート、期末小レポート等を総合的に勘案する。
教科書
今橋映子編『展覧会カタログの愉しみ』東京大学出版会(絶版のため、適宜コピー配布する)
参考書
授業中に指示する。
履修上の注意
駒場博物館での演習の都合上、最大20名の参加者としたいと思っている。 選抜の詳細については第1回授業のガイダンスで指示する。 参加希望者は「必ず」第1回授業に出席すること(対面)。 それ以降の参加者は原則認めない。