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最終更新日:2024年4月22日

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表象文化論特殊研究演習III

シェリング『自由論』を読む
シェリングの『人間的自由の本質および関連する諸対象についての哲学的研究』(1809年)を精読する。ドイツ観念論の著作の中でもとりわけ著名なこの『自由論』は、西洋哲学の歴史において重要な位置を占めているのはもちろんのこと、日本の近代哲学に与えた影響も大きく、名だたる哲学者が邦訳を行ってきた。本演習では、西洋近代形而上学とりわけスピノザやライプニッツとの対峙と、日本の近代哲学とりわけ西田哲学との関係とを二つのテーマとして設定することで、テキスト理解と考察を進めていく。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C1127
FAS-CA4C27S1
表象文化論特殊研究演習III
朝倉 友海
S1 S2
金曜2限
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講義使用言語
日本語、日本語/ドイツ語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
初回はガイダンスとする(初回はオンラインを予定しているがITC-LMSを確認すること)。進め方・テキストに関する説明は初回に行う。ただし、参加者の関心などに応じて、途中でテキストを変更する場合もある。
授業の方法
テキスト(Über das Wesen der menschlichen Freiheit, PhB 503)はドイツ語であるが、例外的に、指定した英語テキストを使った参加も認める。基本的な進め方として、配布したテキストを日本語へと(自分のことばで)翻訳しつつ理解を進め、毎回それなりの分量があるが、完読を目指す。
成績評価方法
発表の内容が7割、討論での発言・貢献が3割。
教科書
コピーを配布して使用するが、各自でPhB版もしくはReclam版を用意して注釈を参照するのが望ましい。
参考書
参考文献は枚挙にいとまがない程あるものの、特に重要なのは代表的な邦訳である。西谷啓治(岩波文庫)、渡邊二郎(中央公論社)、藤田正勝(灯影舎/文屋秋栄)によるものを適宜参照すること。
履修上の注意
・参加者は全員必ず講読予定の箇所をよく予習してくること。なお担当者はレジュメを事前に用意しITC-LMSのスレッドにアップロードすること。 ・大学院との共通授業となる。