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最終更新日:2024年4月22日

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表象文化論特殊研究演習III

ブランダムを読む――意味論的推論主義と分析ドイツ観念論
意味とは何かについて考える際に、標準的な真理条件的な考え方のほかに、推論主義的な考え方がある。推論主義的な考え方は、意味論についてだけでなく哲学史的にも(つまりカントやヘーゲルの理解をも巻き込んだ)考察の手掛かりを提供する領域となっている。本演習では、ブランダムの主要なテキストを読み進めながら、推論主義的な考え方とその哲学史的な拡がりをおさえつつ、意味とは何かについて考察を深める。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C1127
FAS-CA4C27S1
表象文化論特殊研究演習III
朝倉 友海
A1 A2
火曜4限
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講義使用言語
日本語/英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
・意味の理論をめぐって簡潔な導入を行い、以後はテキスト読解によって考察を進める。 ・読み進めるテキストについては始めに大略を決定するが、進行状況を見て随時修正していく。 ・第一回はオンラインとなります、ITC-LMSの掲示を確認してください
授業の方法
・文献講読を、発表と討論を軸に進める。 ・出席者の理解の進展をみながら読解箇所の調整を行う。 ・必要に応じて、内容に関する講義を行う場合がある。
成績評価方法
発表の内容が7割、討論での発言・貢献が3割。
教科書
意味をめぐる推論主義についてはArticulating Reasons (2000)を、理性をめぐる哲学史的理解についてはReason in Philosophy (2009)を用いて、適宜取捨選択する。
参考書
Making It Explicit (1994)およびA Spirit of Trust (2019)に代表されるブランダムの諸著作が参考となるほか、Articulating Reasonsには邦訳がある(『推論主義序説』、斉藤浩文訳、春秋社2016年)。また、入門書として、白川晋太郎『ブランダム 推論主義の哲学』(青土社、2021年)がある。
履修上の注意
参加者は全員必ず講読予定の箇所をよく予習してくること。なお担当者はレジュメを事前に用意しITC-LMSのスレッドにアップロードすること。 ・第一回はオンラインとなります、ITC-LMSの掲示を確認してください