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最終更新日:2025年4月21日
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表象文化論特殊研究演習I
詩脳講義──詩を読む愉しみ/詩を書く悦び
担当講師は詩人ですが、その詩作する脳、つまり詩脳(造語です)をみなさんに披瀝しながら、みなさんも一時的に詩脳を実践して詩人になってもらおうという、そんな風変わりな授業です(なお、受講生の作品提出は任意ですが、それらは「インカレ・ポエトリ」という雑誌に掲載される予定です)。
というのも、ひとは誰でも一度は詩人だったことがあります。幼少期です。かの近代詩の祖、ボードレールも高らかに宣言していました、「天才とは、自在に取り戻された幼年のことである」。いや、近代という名のものの考え方や生き方をおしすすめた結果、この世界は、ひょっとしたらタイタニック号さながらの様相を呈していますが、なおそこで生き延びるためには、論理的知性より何より、言葉の創造的潜勢態が沸騰していたあの頃を思い出すことが、意外にも必要とされているのではないでしょうか。
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