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最終更新日:2024年4月22日

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表象システム論演習

「中世主義」研究を考える。
中世主義(medievalism)とは、ヨーロッパ中世を理想の世界として文学、美術、建築など様々な分野で再現する志向だが、この傾向はヨーロッパに留まらず、中世を持たないアメリカ、ヨーロッパとはまったく異なる歴史を持つ日本でも顕著に見られる。この授業では、ヨーロッパが如何に自らの過去である中世を「再発見」したかを起点として、ヨーロッパ以外の地域における中世主義との差異、中世以外の時代の受容との差異について分析しながら、なぜ「中世ヨーロッパ」のイメージが理想化されるのかを考える。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C1123
FAS-CA4C23S1
表象システム論演習
一條 麻美子
S1 S2
水曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
18世紀半ば以降のヨーロッパにおける中世再発見について基礎的な事項を抑えた上で、①中世以外の時代のイメージの受容について、②ヨーロッパ以外の地域における中世ヨーロッパイメージの受容について、③日本における過去の受容について、といった観点から作品分析を行い、「中世主義」研究の可能性を探る。
授業の方法
中世主義の基礎について講義した後、履修者各自の興味に基づいた地域、時代の現象について発表をしてもらい、ディスカッションを行う。
成績評価方法
授業での発表、および期末レポート。
教科書
特になし
参考書
授業内で指示する。
履修上の注意
特になし