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最終更新日:2025年10月17日

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表象文化論特殊講義I

「モダンなきポストモダン」再考(ロシアをおもな事例に)
20世紀末葉、成熟期に入った資本主義社会では、進歩の理念や、それに対抗する共産主義の理念(近代の「大きな物語」)が求心力を失い、普遍的な「真実」などとは無縁に、個人がばらばらに自分の欲望を追求する「ポストモダン」の時代を迎えたといわれた。その議論は現代でも有効性を失ってはおらず、インターネットや人工知能といった技術によって、ポストモダンは現実化しつつある。
その一方で、西洋近代の中心から外れた地域(日本、中国、ロシア……)では、そもそもモダンが十分に確立したのかも疑わしい。ポストモダンにおいては政治的対立は消滅するといわれたが、世界は新たな対立の時代へ突入している。これはモダンへの逆戻りなのだろうか。
本授業では、ロシアをおもな事例として、世界の非中心地域におけるポストモダンについて考える。ポストモダンの進行とモダンへの逆行が併存する世界情勢を理解する視点を、これらの地域から学びたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C1121
FAS-CA4C21L1
表象文化論特殊講義I
乗松 亨平
S1 S2
火曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部
授業計画
世界の非中心地域におけるポストモダンについて、以下のような点に着目して講じ、関連する日本語テキスト(カッコ内の著者を予定)を講読する。 ・「大きな物語」の凋落と社会の断片化(柄谷行人、浅田彰、東浩紀) ・「真実」の喪失とシミュラークル(ミハイル・エプシュテイン) ・シニシズム(北田暁大、アレクセイ・ユルチャク) ・新右翼とポストモダン右翼(ボリス・グロイス、アレクサンドル・ドゥーギン)
授業の方法
講義とテキスト講読・討議
成績評価方法
講読の分担と討議への参加、期末レポート
教科書
なし
参考書
授業内で指示する
履修上の注意
ロシア語の知識は必要ない
その他
初回のみオンラインで実施する