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最終更新日:2025年10月17日
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表象文化論特殊講義I
「モダンなきポストモダン」再考(ロシアをおもな事例に)
20世紀末葉、成熟期に入った資本主義社会では、進歩の理念や、それに対抗する共産主義の理念(近代の「大きな物語」)が求心力を失い、普遍的な「真実」などとは無縁に、個人がばらばらに自分の欲望を追求する「ポストモダン」の時代を迎えたといわれた。その議論は現代でも有効性を失ってはおらず、インターネットや人工知能といった技術によって、ポストモダンは現実化しつつある。
その一方で、西洋近代の中心から外れた地域(日本、中国、ロシア……)では、そもそもモダンが十分に確立したのかも疑わしい。ポストモダンにおいては政治的対立は消滅するといわれたが、世界は新たな対立の時代へ突入している。これはモダンへの逆戻りなのだろうか。
本授業では、ロシアをおもな事例として、世界の非中心地域におけるポストモダンについて考える。ポストモダンの進行とモダンへの逆行が併存する世界情勢を理解する視点を、これらの地域から学びたい。
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