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最終更新日:2025年10月17日

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言語芸術論II

九鬼周造「押韻論」を読む
この授業では、九鬼周造(1888-1941)の押韻論を精読し、あわせて日本語・フランス語で書かれた押韻論やリズム論についても概観する。

九鬼周造が1920年代から30年代にかけて取り組んでいた押韻論は、おもに日本の詩歌を対象とするものであった。その大部分(計200頁ほど)は、現在『九鬼周造全集』第5巻に収録されている。本演習ではこれを通読するとともに、同テクストの理解に資すると思われる、西洋の押韻論、リズム論も併読する。

なお、九鬼における押韻の問題は、狭義の詩学(ないし美学)にとどまらず、偶然の問題と結びつくことによって一種の形而上学を構成している。よって本授業でも、詩作にまつわる技術的な問題よりも、押韻をめぐる思弁的な問題に主眼をおく。その点はあらかじめ留意されたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C1120
FAS-CA4C20L1
言語芸術論II
星野 太
A1 A2
木曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
第01回 教員によるイントロダクション 第02回 九鬼周造についての講義(1) 第03回 九鬼周造についての講義(2) 第04回 九鬼周造の押韻論を読む(1) 第05回 九鬼周造の押韻論を読む(2) 第06回 九鬼周造の押韻論を読む(3) 第07回 九鬼周造の押韻論を読む(4) 第08回 中間総括 第09回 押韻論/リズム論(1) 第10回 押韻論/リズム論(2) 第11回 押韻論/リズム論(3) 第12回 押韻論/リズム論(4) 第13回 最終総括
授業の方法
講義、講読、発表、討議。 参加者は学期中に1、2回、指定された範囲について15分から20分程度の発表をすることが求められる。担当する範囲は参加人数によって変動する。
成績評価方法
授業内の講読、発表、討議におけるパフォーマンスを総合的に評価する(=平常点100%)。ただし、受講者の人数が10名を上回った場合には期末レポートを課すこととし、平常点50%、期末レポート50%の割合で評価する。
教科書
「押韻論」(『九鬼周造全集』第5巻、岩波書店、1981年所収)
参考書
授業中に指示する。 現在のところ参照を予定している文献リストは次の通り。 1)九鬼の押韻論に関するもの - Simon Ebersolt, Contingence et communauté : Kuki Shûzô, philosophe japonais, Vrin, 2021. - 磯谷孝「九鬼周造における知性の祝祭──実存と詩学」『思想』1978年11月号、1-26頁。 - 大野桂一郎「九鬼周造の押韻論と詩について」『九鬼周造全集』月報3、1981年、3-6頁。 - 君野隆久『ことばで織られた都市──近代の詩と詩人たち』三元社、2008年。 - 合田正人「九鬼周造の戦争──民族幻想とリズム」『現代思想』2017年1月臨時増刊号、164-179頁。 - 中村真一郎「「日本詩の押韻」とマチネ・ポエティック」『九鬼周造全集』月報5、1981年、1-4頁。 2)日本語ラップに関するもの - 吉田雅史『アンビバレント・ヒップホップ』ゲンロン、2025年。 - 中村拓哉『日本語ラップ 繰り返し首を縦に振ること』書肆侃侃房、2025年。
履修上の注意
特になし。
その他
この授業は原則的にすべて対面で行なう。 ただし、学部の方針に従い、初回のみオンラインで行なう。 詳細についてはLMSに掲示するアナウンスを確認すること。