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最終更新日:2024年4月22日

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言語芸術論I

現代フランス文学を読む
2022年にノーベル文学賞を受賞した作家アニー・エルノーの小作品『若い男(Le jeune homme)』をまずはフランス語で読む予定です。エルノーは自伝的創作(オートフィクション)の作家として有名ですが、実際には自伝との境界はなかなか曖昧であり、彼女自身そうしたレッテルを否定しています。アンドレ・ジッドやフィリップ・ルジュンヌらの古典的なジャンル定義について触れながら、レシ/小説(ロマン)/ヌーヴェル/自伝などの概念についても考えてみたいと思います。ただ授業の主眼は文学的テクストをフランス語で読むことにあります。エルノーの作品を読み終わったら(すごく短いので読み終わります)、2022年度のゴンクール賞受賞作であるやはり自伝的作品とされるブリジット・ジローの『生き急ぐ(Vivre vite)』の抜粋をフランス語で読みたいと思います。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C1119
FAS-CA4C19L1
言語芸術論I
桑田 光平
S1 S2
水曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
初回のイントロダクションののち、毎回、担当者を決めて、エルノーの作品を訳読してもらいます。参加者のフランス語習熟度にもよりますが、7〜8回ほどで読み終わると思うので、その後、ジローの作品の抜粋をやはり担当者を決めて訳読してもらいます。また、適宜、参考文献を配布し、それについて討論を行う予定です。
授業の方法
毎回、担当者を決めて対象となる文献を訳読してもらいます。その後、参加者全員での討論を行います。また、適宜、こちらで準備した参考文献を紹介する予定です。
成績評価方法
授業参加の平常点と学期末の課題レポートをあわせて総合的な評価を行います。
教科書
初回授業で説明します。
参考書
初回授業で説明します。
履修上の注意
フランス語で書かれた文学作品の原典購読ですので、一定のフランス語力が求められます。ただ、それほど難しい文章ではないので、文法の基礎が身についていれば大丈夫です。
その他
*初回も対面で授業を行います。