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最終更新日:2025年4月21日
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言語芸術論I
現代フランス文学を読む
2022年にノーベル文学賞を受賞した作家アニー・エルノーの小作品『若い男(Le jeune homme)』をまずはフランス語で読む予定です。エルノーは自伝的創作(オートフィクション)の作家として有名ですが、実際には自伝との境界はなかなか曖昧であり、彼女自身そうしたレッテルを否定しています。アンドレ・ジッドやフィリップ・ルジュンヌらの古典的なジャンル定義について触れながら、レシ/小説(ロマン)/ヌーヴェル/自伝などの概念についても考えてみたいと思います。ただ授業の主眼は文学的テクストをフランス語で読むことにあります。エルノーの作品を読み終わったら(すごく短いので読み終わります)、2022年度のゴンクール賞受賞作であるやはり自伝的作品とされるブリジット・ジローの『生き急ぐ(Vivre vite)』の抜粋をフランス語で読みたいと思います。
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