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最終更新日:2025年4月21日
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音響芸術論II
ワールドミュージックからK-POPまで——アジアのポピュラー音楽と社会——
21世紀、K-POPやJ-POPがグローバルに受容され、アジアのポピュラー音楽はすっかり定着したかにみえる。アジアやアフリカのポピュラー音楽が世界的な注目を集めるようになるきっかけとなったのは、1980年代にヨーロッパで世界各地の音楽に関心をもつレーベルが「ワールドミュージック」という新たなジャンルを確立させたことであった。しかし、音楽実践からみれば、欧米のポピュラー音楽のアーティストたちは以前からアジアやアフリカ音楽を取り入れて、自らの音楽世界を拡大していた。この授業では、欧米におけるアジアのポピュラー音楽の受容と展開、日本におけるワールドミュージックへの関心の高まり、さらにC-POPやK-POPの流行に至るまで、グローバルに受容されるアジアのホピュラー音楽の諸相について、アカデミズムの世界とのかかわり、政治・社会的な背景、音楽産業のあり方などをふまえつつ、多角的な視点から考えていく。
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