学部後期課程
HOME 学部後期課程 音響芸術論I
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2025年10月17日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

音響芸術論I

音楽を通じて社会を〈視〉る
個々の社会における常識(ものの見方や思考の枠組み)は決して不変・普遍ではなく、時代や地域が変われば大きく様変わりする。この授業では、音楽(特に童謡)に注目することを通じて、そうした社会常識の変化を確認し、もって現代を「相対化」することを試みる。受講生には、現在進行形で変容する文化を分析するための視座を獲得してもらいたい。また併せて、提示されたテクストを能動的・批判的に読む姿勢も身につけてもらいたい。
具体的には、授業担当者が2018年に発表した書籍『童謡の百年』を教科書に用い、社会と音楽との関係を具体的事例に沿って考えて行く。なお同書は、「童謡」に対する我々の一般的・今日的イメージ(「日本人の心のふるさと」)が、どのような経緯のなかで成立・浸透してきたのかを追跡するものである。
The common sense in each societies changes a lot by the era or the region. In this class, we confirm such changes of common sense through observing music, especially Japanese nursery rhymes. Students will be expected to get the skill of analyzing the culture which continues changing.
Text book is "Doyo no Hyakunen" (Chikuma Syobo, 2018), written by the instructor. This book treats the circumstance which our general and contemporary image about Doyo(Nursery rhyme) was materialized and have permeated.
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C1115
FAS-CA4C15L1
音響芸術論I
井手口 彰典
A1 A2
火曜4限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
1. イントロダクション(音楽社会学の働きと意義) 2. 童謡の誕生 3. サウンドとしての童謡 4. 児童童謡歌手の隆盛 5. 童謡の同時代性 6. 転身・潜在化する童謡歌手 7. 明示百年と「古い歌」の成立 8. 童謡ブーム 9. 「ちびっこのどじまん」は何を変えたか 10. 60年代と「大人の歌/子どもの歌」 11. 具象化される「心のふるさと」 12. 「ふるさと」のインデックス 13. 結論:童謡と社会
授業の方法
パワーポイントを用いた講義形式で、音声・映像資料も多数使用する。 リアクションペーパーを用いたフィードバックを行う。
成績評価方法
期末にレポートを課す。出席は評価の対象ではなくその前提とする。
教科書
※「参考書」欄を参照(重要)
参考書
以下の本を「教科書」として指定する予定であったが、出版社の在庫が十分でなく、手に入らない可能性があることが判明した。やむを得ず「参考書」(=あれば望ましい)扱いとするが、手元に本があれば講義の理解が深まるので入手を推奨する。なお電子書籍版もあるので、ノートパソコンを持参できる者はそちらも検討されたい。 井手口彰典 2018 『童謡の百年 : なぜ「心のふるさと」になったのか』、筑摩書房(筑摩選書157) ISBN: 9784480016645
履修上の注意
社会学の基礎的な知識があることが望ましいが、必須ではない。 参考書(紙版・電子書籍版)が手元にあることが望ましい。 この授業は初回から対面で実施するので注意すること。
その他
2025年2月1日に元のシラバスを執筆した後、「教科書」「参考書」「履修上の注意」を同年7月18日に書き換えた。