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造形空間芸術論II

マンガとそのメディア
「マンガとは何か」という問いには、このカテゴリにとって何を不可欠なものと考えるかに応じて様々な回答があり得る。この授業では、まずはこの問いをめぐる複雑さを理解することを目指す。より具体的には、基本的な文献と様々な境界的な事例に触れることを通して「マンガとは何か」について適切な形で”分からなくなる”ことが本授業の目標のひとつである。
 その上で、より具体的なテーマとして「マンガとは何か」について考える上で、マンガとその発表および観賞のためのメディアとの関わりについて検討を行う。具体的には雑誌メディア、「コミックス」と呼ばれる単行本、そしてウェブメディアなどである。
新旧の作品を参照しつつ、適宜、参考となるマンガ論も取り上げる。
また、受講者には、こうした問題意識を踏まえつつ、作品の分析・批評の実践も行ってもらう。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C1114
FAS-CA4C14L1
造形空間芸術論II
岩下 朋世
A1 A2
火曜2限
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教室
駒場1号館 157教室
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
第1回:受講者のマンガ受容経験に関する質疑および授業のガイダンス 第2回:「マンガとは何か」をめぐる問題 第3回:「マンガとは何か」をめぐる境界的事例 第4回:「マンガとは何か」ー掲載媒体との関係 第5回:マンガとそのメディア:少年・少女雑誌とマンガのジャンル形成 第6回:マンガとそのメディア:単行本と週刊マンガ雑誌 第7回:マンガとそのメディア:貸本マンガ 第8回:マンガとそのメディア:マンガとその批評 第9回:受講者による発表およびディスカッション 第10回:受講者による発表およびディスカッション 第11回:受講者による発表およびディスカッション 第12回:受講者による発表およびディスカッション 第13回:受講者による発表およびディスカッション 第14回:受講者による発表およびディスカッション 第15回:全体の総括 *発表回数等は受講者数などに応じて適宜調整する。
授業の方法
前半は講師による講義および文献の講読を中心に行う。後半で講義・講読で提示した問題関心を踏まえ、受講者による発表およびディスカッションを行う。また、ディスカッションでの検討を踏まえて発表内容に基づいたレポートを執筆してもらう。
成績評価方法
授業参加の度合い、発表内容および期末レポートによって評価する。
教科書
特に指定しない。授業内で講読するテキストはその都度コピーを配布する。
参考書
岩下朋世『少女マンガの表現機構ーひらかれたマンガ表現史と「手塚治虫」』NTT出版、2013年 岩下朋世『キャラがリアルになるとき』青土社、2020年 大塚英志『戦後まんがの表現空間』法藏館、1994年 鈴木雅雄編『『マンガを「見る」という体験―フレーム、キャラクター、モダン・アート』水声社、2014年 鈴木雅雄・‎中田健太郎編『マンガ視覚文化論 見る、聞く、語る』水声社、2017年 山森宙史『「コミックス」のメディア史 モノとしての戦後マンガとその行方』青弓社、2019年 その他、必要に応じて授業内で紹介する。
履修上の注意
履修上の注意 履修にあたって特別な条件はないが、マンガへの積極的な関心は必要である。受講にあたっては「これはマンガなのか。それともマンガではないのか」といった疑問を抱かせるような境界的な事例について目配りをしてほしい。