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最終更新日:2025年4月21日
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表象文化史
1980年代論
1980年代の文化現象について表象文化論的な分析を試みる。1980年代は、国際的には1989年のベルリンの壁崩壊が示すように冷戦末期、日本では昭和の終焉期にあたり、政治的な劃期に至る寸前の時期だった。経済面では、日本に限定すればバブル景気を迎える好況期である一方、のちの構造改革とネオ・リベラリズムを準備した時代でもある。1970年代末から1980年代半ばにかけては、1960年代末の政治的ラジカリズムを担った世代やその下の世代が「ニュー・アカデミズム」や「セゾン文化」をはじめとする文化・学術潮流の仕掛け人ないし中心となり、消費社会や広告文化と相即的な文化現象を牽引してゆく。この授業では、日本における1980年代の文化・芸術・思想を中心に、その総合的な文化史的展望を描くことを目標とする。なお、これは「表象文化論」の先史・原史を探究することでもある。
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