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最終更新日:2026年10月16日
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表象メディア論
《経験の上演(reprise)》
「音楽や美術にとどまらず、いまやビジネスでも政治でも工学でも濫用されている「パフォーマンス」という言葉・概念の作用を捉えなおすために、その思想的土台のひとつを成す、アメリカにおけるプラグマティズムの変節を辿ります。「パフォーマンス=経験の上演」という切り口を作業仮説として設けながら、前半では、プラグマティズムと応用心理学や行動主義との結びつき、フランク・ラムゼイを介したウィトゲンシュタインや語用論への影響、サイバネティクス、情報理論、計算機械の開発などとの絡み合いといったトピックにも目を向け、「ラディカルな経験論」としてのプラグマティズムの広がりを探査します。後半では、そうした理論=実践の展開を下地としながら観察のアングルを反転し、インターネットを中心とする今日の技術環境における「経験」のありようを批判的に検討するとともに、「パフォーマンス」概念の未来を予想します。それはとりもなおさず、「アメリカ」的経験(「アメリカ」という経験)の行末を案じることにつながるでしょう。」
ーー以上は、駒場に着任した直後の2021年Aセメスターに開講した《経験の上演》という授業のシラバスに記した概要です。本授業では、この過去に上演した「授業」に立ち戻り、そこで扱われた「経験論」と「パフォーマンス」の問題が、それ自体を現時点から回顧するという試みによって、どのような変調を被るのかを探ります。そのために、5年前の上演の記録動画を観劇しながら、そこで思ったこと、考えたこと、調べたことなどをレスポンスとして共有し、いま振り返れば未熟に思える部分も含めて、当時の内容をどのように展開し直すことができるのかを検討します。終盤では、実際に「授業」を(再)制作していきます。
大学院で今セメスターに開講する《「青春」のからくり》と連動する部分もあるため、関心があれば、そちらも受講/聴講してもらえるといいです。
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