学部後期課程
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表象システム論

歌/声のrepresentation(上演=表象)──ポピュラー・ミュージックの表象文化論
英語ないし日本語で歌われるポピュラー・ミュージック作品のrepresentation(上演=表象)を表象文化論的に考察する。楽曲それ自体の構造分析よりもむしろ、特定のパフォーマンスにおける歌詞と声の関係性に着目し、その歌声の聴取経験をひとつの出来事としてどのように論述するかを検討したい。したがって、異言語の歌詞を聞き取るという聴取過程をめぐる一種の翻訳論や、意味を有する歌詞、叫びなどの意味が稀薄な声、伴奏の楽音といった要素の相互作用の考察、さらには個別の歌声そのものの音響学的な特性といったものが関心の対象になる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C1103
FAS-CA4C03L1
表象システム論
田中 純
S1 S2
金曜3限
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教室
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
前半はデヴィッド・ボウイの作品に関する講義、後半は参加者による先行研究の発表。詳しい日程は開講時に指示する。参考文献のいずれかを読んでおくことが望ましい。
授業の方法
講義と発表。発表に際しては、その先行研究で論じられている作品に関する発表者自身の考察を交えることを求める。授業の参加者は発表で取り上げられる作品を必ず事前に聴いておくこと。なお、原則としてオンラインで行なうが、状況が許せば、十分なコロナ感染症対策をしたうえで対面の回を設けることを検討する。
成績評価方法
平常点と学期末のレポート。
教科書
なし
参考書
田中純『デヴィッド・ボウイ──無(ナシング)を歌った男』(岩波書店) Timothy Hampton, Bob Dylan's Poetics: How the Songs Work (Zone Books) ボブ・ディラン(佐藤良明訳)『The Lyrics 1961-1973』『The Lyrics 1974-2012』(岩波書店) 細馬宏通『うたのしくみ 増補完全版』(ぴあ) ロバート・キャンベル『井上陽水英訳詞集』(講談社) 北村匡平「椎名林檎論──乱調の音楽」(『文學界』連載) 大和田俊之編『ポップ・ミュージックを語る10の視点』(アルテスパブリッシング)
履修上の注意
先行研究の発表にあたっては、上記の参考書(ないし各自の関心対象に関する専門的文献)からいくつかの作品の分析を抽出することを想定している(開講時に参加者と相談して決定する)。発表に用いる文献は自分で購入すること。発表者以外の参加者との文献の共有方法は授業中に指示する。
その他
学期中のどこかで最低1回は、ホールなどを借用し、各種の音源や視聴覚資料の鑑賞を行なうことを考えたい。ただし、コロナ感染症対策のルールに従い、授業参加者数に応じた教室が確保できた場合にのみ限定する。