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最終更新日:2025年4月21日
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文化人類学特殊演習a(資本主義の民族誌の新たな展開)
資本主義の民族誌の新たな展開
文化人類学では近年、資本主義に対する注目が再び高まっている。それでは、資本主義という概念を用いることで、どのように経済人類学の他の諸概念ではとらえられない現実を明るみに出すことができるのだろうか。また、資本主義への過去の注目とはどのように異なっているだろうか。本講義では、近年の資本主義への理論的アプローチとさまざまな「資本主義の民族誌」の分析を通して、これらの問題を検討する。その際、とくに接合という観点に注目し、人々(個人、家族、コミュニティ)だけでなく自然(地下資源、廃棄物、動植物)と資本主義がどのように接合しているかについて考察を進める。
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文化人類学特殊演習a(資本主義の民族誌の新たな展開)
中川 理
A2
金曜5限
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
初回と第二回で、資本主義の人類学のアプローチにについて解説を行います。それに続いて、資本主義の人類学の各トピックについて、講義と発表・ディスカッションを組み合わせて授業を進めます。授業の構成は以下を予定しています。
1.資本主義はなぜ人類学の問題になるのか?
2.資本主義の民族誌:過去と現在
3.家族と資本主義の結びつくかたち
4.企業家精神を利用する資本主義?
5.地下資源とゴミと資本主義
6.動植物は資本主義の枠に収まりうるか?
7.全体のまとめ
・第1回、第2回は講義形式で本授業の枠組を提示します。
・第3回以降は講義と発表・ディスカッションを組み合わせて授業を進めます。具体的な形式については、履修者数に応じて検討します。
授業はおもに対面で実施しますが、数回がオンラインでの実施となります。第1回講義は対面で開催し、その際にオンラインでの実施方法について指示します。