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最終更新日:2024年10月18日

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文化人類学特殊講義(イスラームとジェンダー)

文化人類学の視座から、中東地域とジェンダーについて、学際的に学ぶ。
文化人類学における中東地域のイスラームやムスリム研究において、ジェンダーは関心の高い分野であったし、現在もそうである。そこには歴史的に形成されたジェンダー・オリエンタリズム(ジェンダー化されたオリエンタリズム)の影響がある。歴史的・社会的文脈を明らかにしながら、中東地域のジェンダー秩序やそれがいかにミクロなレベルで作用するかについて、具体例を示しつつ論じ、受講生と共に考える。
ジェンダーは学際的な学問なので、授業では文化人類学にとどまらず、理論としてのジェンダー研究にも必要に応じて触れる。
中東やジェンダーについての基本的な知識を身につけるとともに、異文化や自文化を相対化し、多角的に見られるようになることが、授業の目標である。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C102310
FAS-CA4B22L1
文化人類学特殊講義(イスラームとジェンダー)
嶺崎 寛子
S1 S2
月曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
1回:中東人類学の系譜とジェンダー・オリエンタリズム 2回:現在進行形のジェンダー・オリエンタリズム 3回:人類学と宗教学、ジェンダー研究の「きまずい」関係 4回:ムスリムとして暮らす―暮らしの文化人類学 5回:ファトワー(宗教相談)にみるエジプトのジェンダー状況(1) 6回:ファトワー(宗教相談)にみるエジプトのジェンダー状況(2) 7回:名誉と暴力を考える:理論編 8回:名誉と暴力を考える:実態編 9回:植民地経験 10回:アフマディーヤー「異端」から考えるイスラームの未来 11回:国際移動とジェンダー 12回:非ムスリムによる、ムスリムの人類学 13回:授業内試験 14回:試験解説 15回:全体のまとめ
授業の方法
講義形式。リアクションペーパーは匿名化して共有します。毎回、リアクションペーパーを書いてもらいます。「座っていればいい」授業ではありません。 授業はライブなので、受講生の要望やニーズによって授業内容を変更したり、組み替えたりすることがあり得ます。
成績評価方法
授業内試験70%、リアクションペーパーなどの授業参画度30%。出席は前提です。
教科書
特になし
参考書
授業内で適宜提示します
履修上の注意
文化人類学系の科目を複数、すでに履修していることを前提として授業を行います。 ただしこれは、履修していない人を排除することを意味しません。 中東地域を扱いますが、アラビア語の知識などは特に求めません。 世界史に対する高校レベルの知識は必要です。