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最終更新日:2024年4月22日

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地域民族誌III

ラテンアメリカ・カリブ海世界におけるアフロ系子孫
この授業では、「黒人」「アフリカ系」という表象に着目し、概念、研究史、歴史、運動史を辿ります。また、人種/民族表象が表出される文化実践の事例としては、ミクロな観点からベネズエラの都市下層の文化運動実例を、またマクロな観点からはポピュラー音楽の発展について紹介します。また、音楽と密接に結びつきながら、こんにち「アフロ性」を強烈に表現する文化実践として、民衆カトリシズム~アフロ系民衆宗教の事例についても紹介します。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C1016
FAS-CA4B15L1
地域民族誌III
石橋 純
A1 A2
火曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
第1回 オリエンテーション 第2回  近代的人種主義と抵抗運動 第3回 先住民の虐殺と奴隷化されたアフリカ人労働の導入 第4回 世界商品《砂糖》と奴隷制 第5回 映画から観る抵抗の歴史:「最後の晩餐」「アミスタッド」 第6回 「混血」思想と消されたアフリカ人の記憶 第7回 マスメディアにおける人種主義とステレオタイプ 第8回 都市下層の暮らしと民衆文化:自己肯定の道のり 第9回 ラ米アフロ系民衆音楽の歴史と現在:ソウル、R&B、レゲエ、サルサ、レゲトン 第10回 アフロ系民衆宗教:ヴードゥー、カンドンブレ、サンテリア、US南部バプテスト教会 第11回 黒人からアフロ系子孫へ:21世紀の運動 第12回 レポート執筆計画発表会  第13回 レポート執筆計画発表会 
授業の方法
講義と演習をおりまぜる。 具体的な授業の運営方法は初回に参加人数を見極めた上で決定する。
成績評価方法
最終レポート4000字(50%) 発表(25%) 平常点(毎回の授業へのフィードバックまたは文献リーディング)(25%)
教科書
教師が複写文献を配布する。
参考書
初回に文献表を配布する。
履修上の注意
現代ラテンアメリカについて人類学的観点から卒論を書く希望のある方は、この授業を履修することを推奨します。 発表のスタイルならびにレポートの詳細は受講者数によって調整します。 超域の授業はセメスター制、地域の授業はターム制開講ですが、内容はまったく同一です。どちらを受講すべきかは学生の単位取得計画によるので、各人検討願います。