学部後期課程
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最終更新日:2024年4月22日

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民俗学

現代民俗学入門
民俗学の古典である柳田國男『明治大正史世相篇』(1993=1931)を講読に並行して、文化人類学の一部門あるいは隣接科学として展開してきた民俗学(Folklolistics,Folklore-Sutudies, Volkskunde)の学史をふまえるとともに、最近の動向を俯瞰する。説明は日本および東アジアの事例を主として用いながらも、日本のみならず、ドイツやアメリカの民俗学の翻訳論文も使って、現代民俗学の全体像を概観する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C1013
FAS-CA4B12S1
民俗学
岩本 通弥
S1 S2
木曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教養学部
授業計画
開講時に改めて指示するが、柳田『明治大正史世相篇』は第1章「眼に映ずる世相」を扱う。 最新動向を俯瞰する論文群のテーマは、以下の通りである。 ①目標・動向・展望 ②アメリカとドイツの民俗学の相違 ③ヴァナキュラーと民俗学  ④日常研究と民俗学 ⑤フォークロリズム ⑥プロセスとしての伝統 ⑦日常の語りと意識分析 ⑧パフォーマンス理論と物質文化 ⑨ナラティヴと生活史 ⑩生活世界と民俗学
授業の方法
【重要】 今年はオンライン授業となります。1回目(4/9)・2回目(4/16)は授業は実施せず、受講希望者と(メールなどの)個別のやりとりによるガイダンスを行います。受講希望者は4/10~4/16の間に、下記までメールで受講希望の旨を知らせて下さい。 → ***** ・24時間以内に何らかの返信をします。 ・4/16を過ぎてもかまいませんので、受講を考えている人はまずはメールして下さい。 ・オンライン授業によるゼミの開始は4/23を予定していますが変更する可能性があります。詳細は後日、受講希望者へ直接ご連絡します。 講義および演習 最初の2回は講義ののち、『明治大正史世相篇』および代表的な日・米・独の論文を演習形式で輪読する。 オレンジゾーンへの移行のため、最初の2回は休講にする。 オンライン授業の対応のため、受講希望者は、下記にある岩本のメールアドレスまで、受講登録もする。輪読論文は各自にメールで配信する。
成績評価方法
レポートに、授業参加度を加味する
教科書
柳田國男『明治大正史世相篇』(講談社学術文庫、1993) 代表的な日・米・独の論文は配布する。
参考書
『日本民俗学』263号(特集・現代の民俗学-欧米編、2010)、273号(特集・アメリカと中国の民俗学のフロンティア、2013)はじめ、『日本民俗学』『現代民俗学』に掲載の諸論文 小長谷英代・平山美雪編訳『アメリカ民俗学―歴史と方法の批判的考察』岩田書院、2012 ヘルマン・バウジンガー『科学技術世界のなかの民俗文化』文楫社(河野眞訳)、2005年 アルブレヒド・レーマン『森のフォークロア―ドイツ人の自然観と森林文化』法政大学出版局(識名章喜・大淵知直訳)、2005年 新谷尚紀『民俗学とは何か―柳田・折口・渋沢に学び直す』吉川弘文館、2011
履修上の注意
柳田國男『明治大正史世相篇』は、購入の上、通読しておくこと。また現代民俗学に関する論文は、前週に配布するので、それを必読の上、授業に参加すること。
その他
受講希望者は、下記のメールアドレスまで、受講希望の一報をしてください。