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最終更新日:2026年10月16日
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社会人類学理論Ib
入門ゼミ:ジェンダーと文化人類学
※入門ゼミ「ジェンダー」を履修済の方は再履修できません。
女性や性差をめぐる人類学的研究が直面してきた問題のひとつは、異なる立場や価値のあいだに生じる緊張を、どのように理解し記述するかという問題であった。本授業では、こうした対立を単純化することなく、しかし断絶のままにもせず関係として捉え直す試みについて、女性や性差の問題を扱う人類学的研究の展開を手がかりに考えていく。
1970年代、女性の権利や社会的不平等への関心を背景に出発したこれらの研究は、社会的実践への関与と、文化の多様なあり方を比較・理解しようとする人類学的関心とのあいだで展開してきた。その過程で、研究の前提となる概念やカテゴリーの妥当性、研究者の位置性、知識の成立条件、さらにはフィールドでの関わりや経験をどのように記述するかといった問いが提起されてきた。授業では、こうした問題が民族誌の方法や記述のあり方にどのような影響を与えてきたのかを検討し、差異を単純化せずに他者との関係を捉えようとする近年の議論や試みにも触れ、その意義や課題について考える。
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