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最終更新日:2026年10月16日
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専門日本語(32)
東大駒場農村社会学ゼミ(社会学的データとして農村小説を読む)
農村社会の研究に関心を持つ学部生・院生・研究者が集まり、テキストの輪読や各自の研究報告を行う。今学期の輪読では、中国農村を題材とした小説を取り上げ、描かれた内容の時代背景についての理解を深めるとともに、文学作品とを社会学的データとしていかに利用できるか、その可能性についても討論していきたい。
テキストは、陳忠実『白鹿原』である。同作品は、20世紀前半の中国陝西省農村を舞台に、一つの村の生活世界と二つの一族の興亡を通して、中国社会の変容を壮大なスケールで描いた現代中国文学の代表作の一つである。1993年に初版、1997年に修訂本が刊行されており、初版については邦訳も存在する(林芳訳『白鹿原』上・下、中央公論社、1996年)。
なお、授業担当者自身の農村小説の社会学的利用の試みとして、田原史起『中国農村曼陀羅:円環する郷土と暮らし』(東京大学出版会、2025年)の第1章「家族主義に埋め込まれた農村ビジネス」および第5章「交叉地帯の文化心理」、田原史起「『交叉地帯』の乗り物:自転車からみる中国農村のモダニティとジェンダー」(『中国女性史研究』第35号、2026年)などを参照。
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