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最終更新日:2026年10月16日
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専門英語(148)
太平洋・島嶼地域の歴史を世界史にどのように接続させるのか/グローバル・ヒストリーの課題と挑戦
既存の西洋史研究において太平洋地域はおおむね客体の位置を与えられ続けてきた。たとえば、日米関係の歴史における太平洋の位置付けが、その際たる例となろう。しかし、太平洋・島嶼地域には西洋や日本との接触以前からの長い歴史があり、そこで主体として活動する民の営為が昔も今も変わらず続いている。近代的な国民国家の進捗拡大を基調とする国際関係論の研究も、そうした太平洋・島嶼地域の固有の歴史を視野におさめることができないまま、条約や市場経済のネットワーク化に焦点を当てた議論に終始しがちである。
本授業では上記に記した歴史観、地域認識、国際政治論に批判的な省察を加えた代表的知識人の一人、トンガのエペリ・ハウオファの著作を軸に論文の精読を行う。従来の太平洋・島嶼地域の地域理解を見直すとともに、世界史を学ぶことの意味を考えることが授業の第一の目標になる。
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