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最終更新日:2026年10月16日

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共通日本語(11)b

ロールプレイで学ぶ待遇表現: 社会的関係を調整するコミュニケーション(2)  Formal Expressions through Role-Play: Managing Social Relationships (2)
【授業の概要】
この授業は、アカデミックな場面における口頭表現の運用能力を高めることを目的とする。特に、将来日本語を使用し仕事をしようと思っている、あるいはこれまでに日本語を使った仕事を経験した人を想定し、ロールプレイを中心に授業を進める。具体的には、具体的なビジネス場面で必要とされる自然な敬語の言い回しに着目し、相手との関係性、相手にかかる負担のレベル、話し手自身の立場や状況を踏まえた方略的な会話の進め方を学び、ビジネス日本語能力、社会人基礎力、社会的関係の調整能力の養成をめざす。授業では、敬語の「正しさ」や「正確さ」そのものよりも、待遇表現を用いることにより会話の目的を達成し、上下関係を含む相手との位置づけや心理的距離を調整する力の操法を重視する。あらかじめ準備された会話の再現ではなく、具体的な場面に応じて即時的に対応するタスクや、履修者が抱く疑問の解消につながる意見交換の機会を積極的に設ける。履修者の希望に応じて、調査研究の協力依頼、学会発表と質疑応答など、学術的な場面での待遇表現も扱う。

【授業の到達目標】
・敬語を単なる文法規則としてではなく、相手の立場、距離、役割、力関係といった社会的な関係性を調整する言語として理解し、具体的な場面に即してコミュニケーションを図ることができる。
・場面や文脈に応じて適切な待遇表現を選択することができ、方略的に運用することができる。
・アカデミック、ビジネスなどのあらたまった場面において、状況の変化や相手との関係性を踏まえ、適切な待遇表現を選択し、口頭と文章の両面で適切に運用することができる。
・待遇表現を通して日本語の社会文化的特徴を批判的にとらえることができる。
・日本社会での人間関係の構築や調整の在り方を考察し、日本語の社会文化的特徴や疑問点、納得のできない点などについて自身の見解を述べ、他者と議論することができる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08A9711B1
FAS-AA4M14L1
共通日本語(11)b
串田 紀代美
A2
金曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
教養学部
授業計画
第1回 業務引継ぎ 第2回 面会して交渉する 第3回 謝絶する 第4回 インタビュー・取材① 第5回 インタビュー・取材② 第6回 議論する 第7回 学期末復習ロールプレイ、ふりかえり ※履修者の興味により、内容が前後したり変更したりする可能性がある。
授業の方法
口頭でのやり取り(対話、ロールプレイ等)、ディスカッション、グループワークなど。
成績評価方法
積極的に授業に取り組む姿勢を最重視する。加えて、討論の参加姿勢と口頭パフォーマンスの成果、即興対応と方略的判断、書き言葉による待遇コミュニケーションを総合的に評価する。学期末には短いロールプレイテストなどを実施する。評価基準については、ルーブリックを授業内で示す。
履修上の注意
事前学修:各回の場面設定やロールプレイ、話し合いのために場面を具体的に考えておく。その際、①自身の経験や疑問点を簡単に整理し、②使用が可能な表現や言い回しを考える。 事後学修:授業で実際に行ったロールプレイや討論を振り返り、自身が選択した表現の意図を振り返り、別の表現方法の可能性について整理する。必要に応じて、授業内で扱った場面を想定し、自身にとって必要な待遇表現を簡潔にメモする。
その他
本授業は日本語上級学習者を対象とし、なおかつ敬語の適切な運用能力がある程度身についている、あるいはすでに日本語の待遇表現をアルバイト等で経験したことがある方を対象としている。授業では、自然な敬語表現の言い回しや待遇表現で使用頻度が高いコロケーションなどに重点を置き、積極的にロールプレイを行い実践力を高める。その際、間違いを恐れず、積極的に発話してほしい。履修者の考えを尊重し、さまざまな角度から新たな視点や考え方を発見することを学習の目的としている。フィードバックのために授業での発話を録音することがあるが、本学規定に従い担当教員が使用し公表はしない。