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最終更新日:2026年10月16日

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共通日本語(8)a

ケーススタディの場面から学ぶ日本語の待遇表現(1)  Formal Japanese Expressions through Case Study Contexts (1)
【授業の概要】
この授業は、あらたまった場面における口頭表現の運用能力を高めることを目的とする。モデル会話を中心に典型的な敬語表現や上級文型、慣用表現などに注目しながら授業を進める。具体的には、大学生活において求められる待遇表現を適切に用いることに加え、就職活動やビジネスなどの対人関係で今後必要となる敬語表現を身につける。特に、相手との関係性、相手にかかる負担のレベル、話し手自身の立場や状況を踏まえた方略的な会話の進め方を学ぶ。授業では、敬語の「正しさ」や「正確さ」そのものよりも、敬語表現を積極的に用いることで会話の目的を達成し、上下関係を含む相手との位置づけや心理的距離を調整する力の操法を重視する。各場面における機能別のモデル会話を習得し、そのうえで状況に応じて即時的に対応するタスクやロールプレイ、履修者が抱く疑問の解消につながる意見交換の機会を積極的に設ける。必要に応じて、メール、口頭発表、研究調査に関する依頼文など、書き言葉における待遇表現についても指導、添削を行う。

【授業の到達目標】
・日本社会で必要とされる敬語表現を、場面や関係性に応じて適切に使用することができる。
・相手との関係性、相手にかかる負担のレベル、話し手自身の立場や状況を踏まえた敬語表現が理解できる。
・学術的な場面だけでなく、就職活用やビジネス場面においても適切で円滑なコミュニケーションができる。
・待遇表現を通して日本語の社会文化的特徴を批判的にとらえることができる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08A9708A1
FAS-AA4M14L1
共通日本語(8)a
串田 紀代美
A1
木曜1限
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
教養学部
授業計画
第1回 ガイダンス、履修者のニーズ分析、敬語コミュニケーション場面で困った経験や困難な点を共有する 第2回 初対面のコミュニケーション、自己紹介・他者紹介 第3回 上下関係のあるコミュニケーション場面① 第4回 上下関係のあるコミュニケーション場面② 第5回 対等だがやや距離のある関係性 第6回 初対面、知人だが距離がある、親しい関係、上下関係のある関係のある人々が混在する場面 第7回 口頭パフォーマンス(ロールプレイ)、ふりかえり ※第2回から第6回までは、上記の人間関係にかかわる場面とともに以下の会話の内容と目的について学習する。 「紹介する」「伝言を伝える/受ける」「訪問する、相談する、辞去を伝える」「依頼をする、依頼を受ける/断る」「報告する、お礼を伝える」など、履修者のニーズに応じて学習内容を決定する。履修者の希望により、就職活動やビジネスの場面、例えば「依頼」、「アポイントメント」、「謝罪」、「感謝」などの会話表現(モデル会話を含む)を学ぶ。これらの学習項目にもとづき、授業では関係性や場面を考慮した会話の作成、ロールプレイ、モデル会話との比較分析、討論、ふりかえりと質疑応答などを行う。 ※履修者の興味により、内容が前後したり変更したりする可能性がある。
授業の方法
モデル会話の練習、口頭でのやり取り(対話、ロールプレイ等)、ディスカッション、グループワークなど。
成績評価方法
積極的に授業に取り組む姿勢を最重視する。加えて、討論の参加姿勢と口頭パフォーマンスの成果、即興対応と方略的判断、書き言葉による待遇コミュニケーションを総合的に評価する。学期末には短いロールプレイテストなどを実施する。評価基準については、ルーブリックを授業内で示す。
履修上の注意
事前学修:指定した参考書等を予習し、モデル会話がなめらかに言えるよう練習する。各回の場面設定やロールプレイ、話し合いのために場面を具体的に考えておく。その際、①自身の経験や疑問点を簡単に整理し、②使用が可能な表現や言い回しを考える。 事後学修:授業で実際に行ったモデル会話、ロールプレイや討論について振り返り、自身が選択した表現の意図を振り返り、別の表現方法の可能性について整理する。必要に応じて、授業内で扱った場面を想定し、自身にとって必要な待遇表現を簡潔にメモする。
その他
本授業は日本語上級学習者を対象としているが、敬語の正確かつ適切な表現を身に付けるため、中級レベルの参考書を中心に授業を進める。テキストのモデル会話や文型説明を手掛かりに、さらに自身で発展的なコミュニケーション方略を身につけることが可能である。ロールプレイを積極的に行う前に、基本事項を押さえたい、着実に待遇表現を身につけたい、就職活動やビジネス場面に必要とされる敬語表現を身につけたいといったニーズに対応している。そのため、授業内では間違いを恐れず、積極的に対話してほしい。履修者の考えを尊重し、さまざまな角度から新たな視点や考え方を発見することを学習の目的としている。フィードバックのために授業での発話を録音することがあるが、本学規定に従い担当教員が使用し公表はしない。