本年度は以下のような方針で演習をすすめます。
Sタームは計量経済学の基本的な手法と、それらの社会科学上の応用について学びます。具体的には『因果推論入門〜ミックステープ:基礎から現代的アプローチまで』の輪読を行います。小グループごとに発表を行い、適宜、ゼミ生と教員が質問・コメントをします。また、Sターム終盤では『経済論文の書き方』、『大学生のための経済学の実証分析』を題材に経済学における実証研究の進め方や、分析に使うデータなどについて学びます。
ゼミ生全員にコメント・質問の事前提出を求めます。十分な準備をゼミ生全員が行うことで、ゼミ内の議論を有意義なものとするためです。そのため、発表が割り当てられていない週であっても、十分な事前学習が必要となります。
なお、経済の実証分析において必須となるプログラミングについては、Sターム中のサブゼミで"R for data science (2e)"を題材に実習を行います。
Aタームでは、身に付けた計量経済学の手法を実際のデータに応用して、記述的分析や政策評価を行います。4年生は個人で卒論の執筆を行い、3年生はチーム(2-3人)で実証研究に取り組みます。自分たちでテーマを設定てもらいますが、過去には、「幼児教育の効果」、「文理選択の男女差」、「東京オリンピックの労働市場への影響評価」、「プロスポーツに見られる生まれ月の影響」、「介護・延命治療の効果測定」、「GoToトラベルの政策評価」、「自然災害リスクが地価に及ぼす影響」など様々な問題に取り組んでいました。