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最終更新日:2025年4月21日

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因果推論

因果推論
この授業では、因果推論に基づく政策評価の方法について、経済問題への応用を見据えた、知識と技術の習得を目指す。計量経済学のおける因果推論の議論は、識別と実装の二つに分けられる。識別とは、どのような条件のもとで、因果関係とその大きさをデータから知ることができるのかという問題である。実装とは、どのようにデータを分析すればよいのかと、分析法の統計的性質をしることに当たる。現在において因果推論は経済学の実証分析の一つの中心をなす統計的枠組みとなっており、経済学の研究を行う場合は、どの分野の研究者であれ識別に関する議論は理解しておく必要がある。また経済学の実証分析を行う場合は、識別に加え、実装についても習熟しておく必要がある。この授業では、因果推論の様々な概念について講義と発表を通じて習熟し、また宿題を通して因果推論で使われる計量経済学の手法を使った経験を積むことを目的とする
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0704136
FEC-ST5801L1
因果推論
奥井 亮
A1
月曜3限、木曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
経済学部
授業計画
因果推論のための反実仮想の枠組み 無作為化比較実験 観測データのための比較法 操作変数法 回帰非連続デザイン 差の差法
授業の方法
講義
成績評価方法
宿題60% 発表40%
教科書
川口 康平, 澤田 真行 「因果推論の計量経済学」 日本評論社, 2024
参考書
Markus Froelich and Stefan Sperlich "Impact Evaluation" Cambridge University Press, 2019 伊藤 公一朗 「データ分析の力 因果関係に迫る思考法 (光文社新書)」光文社, 2017 Scott Cunningham "Causal Inference: The Mixtape" Yale University Press, 2021
履修上の注意
上級計量経済学I,IIの授業を履修済みであることが望ましい