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最終更新日:2024年4月22日

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経営科学Ⅰ

経営科学Ⅰ/Management Science I
経済学・経営学分野においてもシミュレーション手法を用いた理論構築や実証分析が改めて盛んになってきている。特に、経済や経営の複雑に見える現象が比較的単純な個人の行動から創発されるという視点に基づいて、経済・経営プロセスを考察する手法としてシミュレーションは注目を集めている。本講義では社会シミュレーションに関する理論及び手法について学ぶ。シミュレーションを実施するには高度な数学やプログラミング知識が必要と思われるかもしれないが、最近では特に予備知識のない学生でもすぐに実行できるようなソフトウェアなども開発されてきている。本講義を通じて、経済・経営の初歩的なシミュレーション・モデル構築ができるようになることを目標とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0703308-01
FEC-MA4301L1
経営科学Ⅰ
北上 靖大
A1
水曜3限、水曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
開講所属
経済学部
授業計画
講義と演習を組合せながら、テキストに沿ってモデル化手法について学ぶ。 (1)モデル作りの基本を身につける(シェリングの分居モデル) (2)人工社会の発想と技法に慣れる(コンウェイのライフゲーム) (3)本格的な人工社会をめざす(アクセルロッドの文化変容モデル) (4)研究・実務のツールにする 合わせて、個人ワーク(またはグループワーク)を行う。個人ワーク(またはグループワーク)では以下のことに取り組んでもらう。 (1)関心のある経済・経営現象のピックアップ (2)モデル化・実装 (3)シミュレーションの実施・考察 (4)報告
授業の方法
講義、演習、グループワーク(または個人ワーク)を組み合わせて行う。
成績評価方法
出席(演習・グループワークへの積極的参加)、個人ワークの報告(数回のレポート提出)、個人ワークの達成度、定期試験によって評価する。
教科書
経営科学Ⅰテキスト(PDFで配布)
参考書
山影進(2008)『人工社会構築指南:artisocによるマルチエージェント・シミュレーション』書籍工房早山 稲水伸行(2014)『流動化する組織の意思決定:エージェント・ベース・アプローチ』東京大学出版会.
履修上の注意
数学、プログラミングに関する予備知識は特に必要ありません。
実務経験と授業科目の関連性
社会シミュレーションを用いたコンサルティングの勤務経験を有する教員が、実務経験を活かして人工社会シミュレーション・モデル化について講義を行う。