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最終更新日:2026年10月16日

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経営史Ⅰ

資本主義黎明期におけるビジネス・社会・公共善・ジェンダー
ビジネスと経済市場は人びとを幸せにしているのだろうか。それとも、働く人々を過労に追い込み、職業・教育・性別などによる格差を生み出し、時には人々が欲する不正確な情報を売り物とし、特定のマイノリティグループを抑圧し、さらには生活の基盤や生態系そのものをも脅かしてしまうのだろうか。こうした私の生きる現代へと連なる大きな問題群と向き合うために、「歴史的な思考」が新鮮な視点を提供しうることを、経営史I – IIでは具体例を通じて確認していく。主たる事例として、いわゆる「最初の産業社会」(The first industrial nation)として目覚ましい変化をとげていた17−18世紀イギリスを扱う予定である。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0703305-01
FEC-MA4704L1
経営史Ⅰ
山本 浩司
A1
火曜2限、金曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
経済学部
授業計画
時事問題の進展に応じて例年扱うテーマを適宜変更してきた。26年度は、特に戦争と市場の関係、そして「ナレッジ・エコノミー」と広義の「奴隷制」に注目してビジネスの社会的インパクトについて掘り下げていく。 また本講義では、例年経済学部資料室が誇るディドロ・ダランベール編『百科全書』やホガースの銅版画などの貴重書を用い、歴史的遺産に直接触れながら歴史的思考を実践する特別授業を行っている。26年度は、10月6日(火)(もしくは9日金曜)の講義をその第一回とする予定である。教室が例外的に小島ホールの一室に変更になる可能性が高いので、履修予定の学生はITC-LMS等の最新の情報を必ず事前に確認すること。 以下の前回開催時24年度の実績をふまえた目安であり、扱う内容・順番等は適宜変更する。 第一部 導入 イントロダクション 250年前の貴重書にふれようー『百科全書』と啓蒙ビジネス (特別授業1) 第二部 市場社会を歴史的に振り返る 資本主義を手なずけるー歴史的思考の実践例1 資本主義を手なずけるー歴史的思考の実践例2 第三部 「最初の産業社会」イギリス 消費社会の勃興と啓蒙の世紀 百科全書時代の社会資本・格差・暴力・戦争(特別授業2) 啓蒙時代の光と影ーホガース銅版画(特別授業3) 第四部 「奴隷制」と資本主義 特別授業の振り返り 資本主義と産獄複合体ー歴史的思考の実践例3 資本主義・奴隷貿易・公共善ー王立アフリカ会社の事例 議会主権とロビイングー 一次史料分析 第四部 歴史的視点から見えてくる視座 アダム・スミス『国富論』再考 百科全書からみる資本主義の歴史(特別授業4・学生プレゼン)
授業の方法
講義・グループワーク  N.B. グループワークの内容は、受講人数を考慮しつつ開講後に指示する。課題論文の検討やプレゼンの準備などの最低限の自主学習を求める場合がある。 授業中はGoogle Sheet等を使った参加型のエクササイズを行うので、キーボードのあるデバイスの持参を推奨する。
成績評価方法
課題提出・アクティブ・ラーニングの評価・筆記試験
履修上の注意
経営史I・IIの両者の受講を推奨する。 26年度は、10月6日(火)(もしくは9日金曜)の講義を百科全書の原書を扱う特別セッション初回とする予定である。教室が例外的に小島ホールの一室に変更になる可能性が高いので、履修予定の学生はITC-LMS等の最新の情報を確認すること。 27年度はS1-S2に経営史I-IIを開講予定であり、「アジア経済史」との重複は避けられる見込みです。
その他
一次史料にふれる特別授業もあるので、歴史的アプローチに関心のある他学部生の履修も歓迎する。