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最終更新日:2024年4月22日

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国際経済

国際経済
国際経済の現状と変遷について、近年の経済グローバル化を通じたグローバル資本主義の展開という視点から、グローバル経済の新たな発展構造とその特徴および諸問題を論じ、現状についての理解と今後の展望を得ることを目標とする。
This lecture aims to elucidate the vicissitude and contemporary state of International Economy from a perspective of the recent development of economic globalization. The discussions cover the emerging new structure of global capitalism and its characteristic aspects, together with the limitations. The final target is to understand the current state of global economy and a prospect of its future.
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0702208
国際経済
河村 哲二
S1 S2
木曜4限、木曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
4
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
経済学部
授業計画
序論 「国際経済」と「グローバル経済」― 理論パラダイムの転換 1.戦後世界経済済編成の特徴とその転換 ―「グローバル経済」の出現 2.グローバル資本主義の展開 ― 企業・金融。情報のグローバル化と政府機能の新自由主義的転換 3.「グローバル成長連関」の出現 ― グローバル・シティの重層的発展と「新帝国循環」(アメリカを軸とする国際的資金循環構造) 4.国際通貨システムの転換(「ドル本位制」とファイナンシャライゼーション) 5.「グローバル成長連関」とグローバル資本主義の諸相 ― 中心部経済(アメリカ、EU、日本)と新興経済(「成長するアジア」・BRICs等) 6.グローバル資本主義の不安定性:金融不安定性と「バブル」の発展 7.シャドウ・バンキングシステムの発展とサブプライム問題 8.サブプライム危機からグローバル金融危機への発展 9.グローバル金融危機・経済危機 ―「グローバル成長連関」の危機とそのインパクト 10.グローバル金融危機・経済危機への財政・金融的対処とその限界 11.EUのソブリン危機 ― グローバル金融危機の「第二幕」 12.グローバル金融危機・経済危機のインパクトと中心部経済の変容 13.グローバル金融危機・経済危機のインパクトと新興経済 14.グローバル経済の変貌 15.まとめ:現状と展望
授業の方法
講義は,スライドを掲示し、テキスト・参考文献を適宜使用して進める。受講生はWEB公開される講義スライド・その他資料をダウンロードし、テキスト・参考文献と合わせて、講義中および予習・復習に利用して学習を進める。
成績評価方法
主に期末筆記試験によって評価する(90%)。これに課題レポートの評価を加味する(10~20点の範囲で筆記試験結果に加点)(10%)。
教科書
全体をカバーするテキストはとくに定めないが、『現代アメリカ経済』(有斐閣、2003年)、『グローバル資本主義の現局面』Ⅰ、Ⅱ(日本経済評論社、2015年)、『グローバル金融危機の衝撃と新興経済の変貌』(ナカニシヤ出版、2018年)を適宜使用する。
参考書
『アメリカ経済入門』(幻冬舎、2009年)、『現代経済の解読(増補新版)』(御茶の水書房、2013年)、『クルーグマンの国際経済学』上・ 下 (丸善出版、2014年・2017年)など。その他、講義中に適宜指示する。
履修上の注意
講義資料・テキスト・参考書を用いて、必ず予習・復習をする。
その他
講義は、液晶プロジェクターと黒板を併用して行う。