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最終更新日:2024年4月22日

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日本経済Ⅰ

日本経済Ⅰ/Japanese Economy I
日本経済を、歴史的、制度的、グローバルな観点から考察し、日本経済の特徴と課題を明らかにする。長期停滞、人口減少と高齢化、労働市場の状況に反応しない賃金、財政と社会保障制度の維持可能性、非伝統的金融政策の是非といった問題は、日本が世界に先駆けて経験したものである。日本経済を学ぶことによって、他の先進国への教訓を導くのもこの授業の目標の一つである。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0702201-01
FEC-EC4201L1
日本経済Ⅰ
星 岳雄
S1
月曜1限、木曜1限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
経済学部
授業計画
最初に、日本経済の諸問題を明らかにすることによって他先進国への教訓を導くのに役立つような一般的知見を獲得することができる、ということを確認する。日本経済の歴史的発展を江戸時代の末まで遡って概観した後、戦後日本経済の発展・成長を、マクロ経済学的なアプローチを用いてとらえる。このマクロ的分析を補完する形で、日本経済の一見ユニークに見える諸経済制度を展望し、それらが高度成長期からバブル経済を経て長期的停滞へと日本経済が移行した中で、どのように変わってきたのかを考察する。最後に、すべての分析を総括して応用する形で、日本の失われた30年とも呼ばれる長期停滞の要因を解明し、他国への教訓を考える。
授業の方法
受講者の積極的な質問・コメントを歓迎する。
成績評価方法
学期途中の宿題2回と定期試験による。
教科書
Takatoshi Ito and Takeo Hoshi (2020). The Japanese Economy, 2nd edition. MIT Press. 伊藤隆敏・星岳雄著、祝迫得夫・原田喜美枝訳、『日本経済論』、東洋経済新報社、2023年。
参考書
随時指定する。
履修上の注意
質問・コメントなどを通じて、積極的にクラスに参加することを期待する。