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最終更新日:2025年4月21日

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経済原論Ⅰ

経済原論Ⅰ
経済学の歴史を通じて、さまざまな経済学者たちが、現存する資本主義の欠陥を理論的に分析して、それを克復する「新しい資本主義」または「脱資本主義」を構想してきました。この講義の目標は、経済学者たちの知的営為の歴史を追体験し理解することを通じて、現代において「新しい資本主義」または「脱資本主義」を構想するための基礎力を身につけることです。考察の主要な対象は、経済原論Ⅰでは古典派とマルクス、経済原論Ⅱではケインズと福祉国家です。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0701101-01
FEC-AS3101L1
経済原論Ⅰ
新村 聡
S2
集中
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
経済学部
授業計画
(1)講義の目標と概要 (2)経済学の歴史と現代経済学の諸潮流 (3)市場経済と資本主義の歴史 (4)古典派経済学(i)――スミス (5)古典派経済学(ii)――リカード、マルサス、J.S.ミル (6)マルクスの生涯と哲学 (7)商品とは何か (8)貨幣の起源と機能 (9)資本とは何か (10)絶対的剰余価値の生産 (11)相対的剰余価値の生産 (12)労働力の価値と賃金 (13)資本の蓄積と再生産 (14)エンゲルスと『資本論』2-3巻 (15)まとめ
授業の方法
対面・オンライン併用型A(総時間数の半数以上を対面で実施)。 下記日程で集中講義を行う予定です。 経済原論Ⅰ――9/5(月)2~4限、9/6(火)2~4限、9/7(水)2~4限、9/8(木)2~4限、9/9(金)2限 経済原論Ⅱ――9/12(月)3~4限、9/13(火)2~4限、9/14(水)2~4限、9/15(木)2~4限、9/16(金)2~3限
成績評価方法
出席およびレポートの提出状況と内容とによって評価します。
教科書
教科書は特に指定しません。講義の内容をまとめた資料を配布する予定です。
参考書
佐々木隆治『マルクス 資本論』角川選書、2018年。 斎藤幸平『100分de名著 カール・マルクス 資本論」NHK出版、2021年。 斎藤幸平『人新世の「資本論」』集英社新書、2020年。 さくら原論研究会『これからの経済原論』ぱる出版、2019年。 野原慎司・沖公祐・高見典和『経済学史』日本評論社、2019年。 有江大介『反・経済学入門:経済学は生き残れるか』創風社、2019年。 藤田菜々子『福祉世界』中公選書、2017年。 新村聡「平等と分配的正義の基礎概念再考:賃金・保険・税・社会保障の制度との関連で」『岡山大学経済学会雑誌』51巻2-3号、2020年。(oer_051_2-3_107_122.pdf) 新村聡・田上孝一編『平等の哲学入門』社会評論社、2021年。 その他の文献は講義中に適宜紹介します。
履修上の注意
「経済原論Ⅰ」と「経済原論Ⅱ」をなるべく同一年度に履修してください。 また、以下の科目もなるべく履修してください。 経済学部:「上級経済原論」「現代資本主義論Ⅰ・Ⅱ」「経済学史Ⅰ・Ⅱ」「経済思想史」「経済学方法論」 ・受講を希望する場合、S2ターム授業の履修登録を行う期間に履修登録を行うこと。(履修登録期間は、所属学部等により異なる。) ・9月開講の集中講義となるため、9月卒業予定者は受講することができない。(履修登録を行い、卒業単位として算入を見込むことはできない。)
その他
なし