学部後期課程
HOME 学部後期課程 技術倫理
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2026年10月16日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

技術倫理

食・生活・生産を中心に、現代の科学技術と社会との接点において、価値判断を伴う意思決定が求められる場面を取り上げる。
目標
相互に矛盾しうる多様な要素や利害の相互作用について、技術の適用対象や特性に即しながら多角的に検討することを通じて、受講生が専門分野の枠を超えて議論し、理解を深めることを目指す。本授業の到達目標は、技術の利用について、生命の尊厳と自然への洞察に根差した視点から深く考え、かつ個々の技術や具体的状況に即して主体的に思考できるようになることである。

概要
本授業は、主に学部3・4年生を対象とし、農学部生を中心に、工学部、経済学部、医学部、文学部など、多様な専門分野の学生も共に学べることを想定している。私たち人間は、技術を通じて世界と向き合い、資源を利用し、環境を管理してきた。農林水畜産業のように生産現場に近い分野から、食品や生活資材の加工業といった消費に近い分野に至るまで、技術は生業としての営みから高度に産業化された形態まで、きわめて多様な姿をとっている。また、伝統的に培われてきた技術から、現代科学の成果を結集して開発される先端技術に至るまで、その広がりは大きい。このような多面性の中で、個々の技術がもつ特性や社会的意味を捉え直すことは重要である。
先端技術の発展は、農林水畜産業、生物資源、環境をめぐる諸課題の解決に大きな可能性をもたらしてきた。一方で、それらの技術は新たな倫理的・社会的問題を孕むことも少なくない。こうした課題を考えるためには、専門的知識に加えて、技術が「何のために」「誰のために」用いられるのかという根本的な問いが不可欠である。この問いは、自然観、生命観、さらには食や生活に対する価値観とも深く結びついている。本授業では、技術の利用に責任を負う主体としての人間が、どのように技術を選択し、活用すべきかを考えるための視点、知識、具体的事例を紹介する。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
060500031
FAG-CC3C04L1
技術倫理
鴨下 顕彦
S2
月曜5限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
農学部
授業計画
6月8日 鴨下 顕彦 本研究科アジア生物資源環境研究センター   農学から考える技術の倫理 6月 15日 林 浩昭 はやしファーム   農林業現場での技術倫理 6月22日 高橋 一生 本研究科水圏生物科学専攻   水圏の食糧利用に関する倫理問題 6月29日 福永 真弓 新領域創成科学研究科   惑星倫理入門 7月6日 山川 隆 東京農業大学食品安全研究センター   遺伝子組換え作物の誕生からゲノム編集、新育種技術まで 7月13日 八村 敏志 本研究科食の安全センター   食の安全と技術倫理 7月27日 福嶋 揚 人文社会系研究科 死生学・応用倫理センター   資本主義と技術の倫理
授業の方法
・授業は対面型。 ・1コマの授業時間は105分。 ・講義資料は、ITC-LMSで配布。 ・毎回の授業の最後に、講師が出した課題に対してショートエッセイを書き、授業時間内に提出する。 ・ショートエッセイは、授業内容を踏まえて受講者本人が作成し、原則として授業終了後の指定時間内に電子的に提出する。 ・講師によっては、グループディスカッションを部分的に用いる可能性がある(支障がある者は事前に申し出ること)
成績評価方法
・毎回のショートエッセイおよび授業への参加状況を総合的に評価する。 ・原則として、出席が全講義回数の半分に満たない場合には「不可」とする。
履修上の注意
・講義の内容や資料は、講師や第三者の著作物であり、それらをSNSで共有したり、別のウェブサイト等にアップロードすることは厳禁する。講義のZoom URLを第三者に提供することも不正行為と見なす。
その他
2026年シラバス作成:鴨下顕彦