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最終更新日:2024年4月22日

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生命倫理

ヒトはヒト以外の生命を喰うことによってしか生きられないという人間中心主義的な宿命を負う。一方、人間社会の利益、科学技術の進歩、ヒトとヒト以外の生き物との間での命の価値の違いなど様々な理由でヒトや動物の命の扱い方が異なっている。人の社会と人の生命における倫理問題だけでなく、生物資源問題、動物倫理、ヒトと動物の絆、食品安全、家畜防疫、感染症など、「食」に関わるさまざまな生命の関わり方を取り上げる。それらを様々な角度から実例をもとに聴講し、農における生命倫理として多層な生命をどう秩序立てて理解し、人類の福祉を追究すればよいかを、自身の専門分野とは異なる立場からの情報も取り入れて、これまでとは違う発想、価値観、文化、思想などについて考える機会とする。
バイオテクノロジーと社会との接点の問題という性質では、A2タームの「技術倫理」と関連する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
060500021
FAG-CC3C03L1
生命倫理
関崎 勉
S1
月曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
農学部
授業計画
4月 8日(月) 関崎 勉  「感染症の防除と生命倫理」 4月15日(月) 佐々義子 「ゲノムリテラシー」 4月22日(月) 小松美彦 「臓器移植と脳死」 5月13日(月) 溝口 元 「生殖医療技術」 5月20日(月) 溝口 元 「優生思想と優生学」 5月27日(月) 西村亮平 「獣医臨床における生命倫理」 6月 3日(月) 田野井慶太朗 「放射性物質による農作物汚染と食の安全の確保」
授業の方法
スライド、ビデオまたは板書(講師により異なる)による講義。授業の途中で出欠調査票を兼ねたエッセイ用紙を一人ずつ配布する。この時間に不在の場合(トイレに行っていたなどを含む)は欠席とみなす。配布終了後に入室しても用紙は渡さない。講義終了近くに講師から出した課題に対して、その場でショートエッセイ用紙に記入後提出する。講師には、授業終了時間の10-15分前に講義を終わるようお願いしてある。
成績評価方法
各講師がエッセイについて、全体の1割程度の優れたものを選ぶ。また、特に劣っているものがあれば指摘する。これらを基に点数をつけ、これに出席回数に相当する点数を加えた総合点を算出する。総合点の全体分布から、最終評価を決定する。 7回中4回以上出席することを評価の最低条件とする。
教科書
特に指定しない。各講師は、必要に応じて資料またはレジメを配布する場合がある。
参考書
特に指定しない。
履修上の注意
運動部などの公式試合、他の演習などと講義時間が重複して受講できない場合や、同等の理由で講義に遅れて出席する場合には、担当教員に予め連絡すること。
その他
本科目は文学部,部局横断型プログラム「死生学・応用倫理」の選択科目に指定されています。