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最終更新日:2024年4月22日

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保全生態学実習

保全生態学実習
実習では、①生態学的な観点から環境保全型農業に関する基礎知識の習得、②湖沼・草地・森林における生物採取・観察・データ解析手法の習得、③野外観察をもとに都市化が野生動物に与える影響を評価する手法の習得を目標とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
060407040
FAG-MS3006P1
保全生態学実習
吉田 丈人
S1 S2 A1 A2
S1: 集中、S2: 集中 他
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
農学部
授業計画
西東京市の生態調和農学機構、山梨県富士吉田市の草原・森林・湖沼、東京都心の緑地(東京大学キャンパス・小石川植物園)において実習を行う。 1)農地生態学編(@生態調和農学機構) 日程:5/7(火)、5/29(水)、7/3(水)、9/11(木) 内容: 水田の管理、イネの栽培方法について学ぶとともに、水田や畑に依存して生息する様々な生物についての観察と種同定を行い、環境保全型農業に関する基礎的知識を習得する。 2)草原生態学編(@富士吉田市) 日程:8/21-23(水-金) 内容: 山梨県富士吉田市の草原やその他の周辺生態系(湖沼・草地・森林)において、生物の採集・観察・同定方法を学ぶ。また、野外で得られたデータの統計解析手法(エクセルやRなどを用いて)、関連する英語論文の読み方、効果的なプレゼンの仕方について学ぶ。 3)都市生態学編(@東京) 日程:11/21(木)、12/5(木)、12/12(木)、12/19(木)*予備日 内容:都市部の緑地において、野生動物のルートセンサスや行動観察の方法を習得するとともに、得られたデータの解析手法と効果的なプレゼンについて学ぶ。それをもとに、都市化が野生動物に与える生態学的な影響のメカニズムと帰結について考察する。 以上の実習をもとに、下記の事項の習得を目指す。 ・湖沼における生物採取 ・草地における生物採取 ・森林における生物採取 ・野外調査のデータ分析 ・Rなどを用いた統計解析 ・効果的なプレゼンの仕方 ・グループワークの仕方 ・データをもとにした考察 ・英語論文の読み方 ・生物多様性保全に関する基礎知識 ・環境保全型農業に関する基礎知識
授業の方法
実習では、現地におけるデータサンプリングを実際に経験することで、様々な野外調査手法を習得し、それらを解析する方法を学ぶ。加えて、得られたデータの効果的なプレゼンや、グループディスカッションを通じて、保全生態学に関する幅広い知識と方法の取得を目指す。
成績評価方法
出席と課題に対するレポート提出により評価する。
教科書
必要な資料は、その都度配布する。
参考書
必要な資料は、その都度配布する。
履修上の注意
日程が変則的なので、確認すること。 英語論文は、できるだけ最新、かつ重要な論文を選別して紹介します。 この講義を履修するうえでは、生物多様性保全に関する基礎知識があることが望ましいです。 以下に講義前に読んでおいた方が良い書籍および論文を記載しますので、各自目を通しておいてください。 森章. (2012). エコシステムマネジメント: 包括的な生態系の保全と管理へ. 鷲谷いづみ, & 矢原徹一. (1996). 保全生態学入門 遺伝子から景観まで: 文一総合 出版, 270pp.
その他
2024年度シラバス登録教員:内田 健太