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最終更新日:2026年10月16日
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人獣共通感染症学
人獣共通感染症は自然な状況の下でヒトと脊椎動物の両者に感染できる病原体による疾病と定義され、疾患としては200以上、病原体は800種を優に上回る。地球上に新たに登場したり、これまでには分布のなかった地域に新たに登場したりする「新興感染症」のおよそ75%は人獣共通感染症であるとされ、更にその70%程が野生動物に由来するとされている。従って、人獣共通感染症を知ることは、既知の感染症に対する知識や対策を理解するだけでなく、新たな感染症の発生の機構を理解し、新興感染症に対する対応を考える上で極めて重要である。本講義では、これまでに学んできた細菌学やウイルス学、寄生虫学など病原体に対する知識を基礎として、人獣共通感染症を単なる疾患や病原体の理解に止めず、生態学的あるいは社会学的な背景を含めて理解し、包括的な視野に立って感染症の実態と対策を考えることができるようになることを目標とする。
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